印刷(PDF/130KB)はこちらから 2021年06月09日 ライセンス

新規抗うつ・抗不安薬候補化合物「NC-2800」の共同研究開発契約およびオプション契約締結に関するお知らせ

日本ケミファ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 山口 一城、以下「日本ケミファ」)と大日本住友製薬株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長 野村 博、以下「大日本住友製薬」)は、日本ケミファが研究開発中(非臨床段階)の新規抗うつ・抗不安薬候補化合物NC-2800(以下「本剤」)について、共同研究開発契約およびオプション契約を締結しましたので、お知らせします。

本剤は、2018年1月に国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」)の医療研究開発革新基盤創成事業(以下「CiCLE」)に採択された研究開発課題「オピオイドδ受容体活性化を機序とする画期的情動調節薬の開発」の対象化合物であり、AMEDの支援のもと、日本ケミファが代表機関として研究開発を進めて参りました。
今回の契約締結により、大日本住友製薬はこのCiCLEの研究開発課題に分担機関として参画し、今後は本剤について日本ケミファと共同で研究開発を進めます。同時に大日本住友製薬は日本ケミファより、本剤の開発が後期第二相試験に移行する時点において、全世界をテリトリーとした本剤の開発・販売権等に関するライセンス契約を締結できる独占的オプション権を獲得します。

このたびの契約締結により、日本発の画期的新薬として期待される本剤の開発が一層推進され、一日も早く世界中の患者様に届けられるよう、両社で取り組んで参ります。

(ご参考)
1.日本ケミファについて
日本ケミファは1950年に創業した、医療用医薬品を中心に臨床検査薬やヘルスケアなどの事業に取り組む企業です。「ジェネリック医薬品」、「アルカリ化療法剤」、「自社開発創薬」の3つを成長戦略として掲げ、これらの成果を国内外に展開することを目指しています。自社開発創薬については探索研究にフォーカスした「ベンチャー型創薬研究」による画期的な新薬開発と既存薬のドラッグ・リポジショニングに取り組んでおり、近年では新薬開発において複数の有望な候補化合物を見出すことに成功しています。
詳細については、https://www.chemiphar.co.jp/をご覧ください。

概要

(1)商号 日本ケミファ株式会社
(2)代表者 代表取締役社長 山口 一城(やまぐち かずしろ)
(3)本社所在地 東京都千代田区岩本町2-2-3
(4)事業内容 医療用医薬品・臨床検査薬の製造・販売および輸出入業
健康・医療関連事業
(5)資本金 43億4百万円(2021年3月31日現在)
(6)設立年月日 1950年6月16日
(7)決算期 3月31日

2.大日本住友製薬について
大日本住友製薬は、「人々の健康で豊かな生活のために、研究開発を基盤とした新たな価値の創造により、広く社会に貢献する」ことを企業理念としています。
この理念を実現するため、また、日本はもちろん世界の方々に革新的で有用な医薬品をお届けするため、新薬の研究開発に全力を注いでいます。大日本住友製薬は、アンメット・メディカル・ニーズの高い精神神経領域、がん領域および再生・細胞医薬分野を研究重点領域とし、革新的な医薬品の創製を目指しています。
詳細については、https://www.sumitomo-pharma.co.jp/をご覧ください。

概要
(1)商号 大日本住友製薬株式会社
(2)代表者 代表取締役社長 野村 博(のむら ひろし)
(3)本社所在地 (大阪本社)大阪府大阪市中央区道修町2-6-8
(東京本社)東京都中央区京橋1-13-1
(4)事業内容 医療用医薬品、食品素材・食品添加物、動物用医薬品等の製造および販売
(5)資本金 224億円(2021年3月31日現在)
(6)設立年月日 1897年5月14日
(7)決算期 3月31日

以上

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