印刷(PDF/100KB)はこちらから 2022年03月11日 企業

株式会社Aikomiへの追加出資のお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村 博)は、このほど、株式会社Aikomi(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:ニック ハード、以下「Aikomi」)が実施した資金調達(プレシリーズA2)にて、約2億円を追加出資しましたので、お知らせします。
当社は、2020年7月、Aikomiが実施した資金調達(プレシリーズA)にて、約2億円出資しており、今回の追加出資により、当社の出資総額は約4億円(議決権比率:33%)となります。

Aikomiは、当社と共同で、人工知能(AI)機能を利用して、簡便かつ自動的に、個別最適化した視覚・聴覚・嗅覚などの感覚刺激を与えることによって認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)を緩和させる次世代デジタル医療機器(以下「本機器」)の開発を進めており、認知症に対する持続的なソリューションの提供を目指しています。

当社は、医薬品以外のヘルスケア領域を「フロンティア領域」と捉え、新たな事業の開拓を目指しており、2019年2月に、Aikomiと本機器に関する共同研究契約を締結しました※1。また、当社は、2020年7月に、Aikomiおよび損害保険ジャパン株式会社との間で、介護用途を含む本機器の研究開発と事業化に向けて連携することに合意しました※2
※1:2019年2月8日付のプレスリリースをご覧ください。
https://www.sumitomo-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20190208.pdf
※2:2020年8月4日付のプレスリリースをご覧ください。
https://www.sumitomo-pharma.co.jp/ir/news/pdf/20200804_rev2.pdf

当社は、今回の追加出資により、Aikomiとの連携をさらに強化し、介護用途を含む本機器の共同開発や事業化を促進し、認知症患者さんの日々の生活を補助するだけでなく、そのご家族や介護者の方々の介護負担を軽減することに貢献できることを期待しています。

(ご参考)
株式会社Aikomiの概要

会社名: 株式会社Aikomi
代表取締役CEO: ニック ハード
本社所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6-1みなとみらいセンタービル19階
事業内容: 認知症者とその家族・介護者向けのデジタルセラピー技術を利用した医療・介護・ヘルスケアサービスの企画・研究開発と販売
資本金: 251百万円
設立日: 2018年2月22日
従業員数: 18名
URL: https://www.aikomi.co.jp/

認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)について
認知症の症状は、物忘れや判断力の低下としてあらわれる「中核症状」と、「BPSD」と呼ばれる焦燥性興奮、不安、攻撃性、うつ症状、無関心、幻覚、妄想などがあります。BPSDは患者さんの生活の質を低下させ、介護者および医療関係者の大きな負担となります。
認知症に伴う行動・心理症状については、介護者が行動の背後にある意味を探すことを奨励するために「Responsive Behaviours(応答性の高い行動)」という用語を使うこともあります。

以上

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