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震災復興支援 2013

震災復興支援

被災地の子どもたちの自立に向けて

住友ファーマは、東日本大震災の被災地に対する様々な支援を続けています。その一環として、被災地で復興の担い手となる中学・高校生を対象とした支援を、「特定非営利活動法人こども福祉研究所」とともに取り組んでいます。

2013年3月

とめ中高生自習スペース「SUKOYAKA」開設

住友ファーマは、東日本大震災によって被災した地域の中学・高校生が、学習意欲を高めたり、放課後を友達と一緒に安全に過ごしたりできるような場所づくりを支援しています。
その一環として、2013年3月、宮城県登米市に、とめ中高生自習スペース「SUKOYAKA」を開設しました。

とめ中高生自習スペース「SUKOYAKA」は、こども福祉研究所をはじめ、多くの企業や団体と協力して開設した、登米市の中学・高校生が落ち着いて勉強することができる自習スペースです。
2つの自習室に、辞書や参考書などの学習用品を備え、隣接するカフェでSUKOYAKAのスタッフ手作りの軽食を提供しています。こども福祉研究所をはじめ、多くの企業や団体と協力して開設されました。

被災によって、家庭の経済的な事情で学習塾に通えなくなったり、仮設住宅などでは学習スペースを確保できなかったりと、勉強しづらい環境にある生徒たちがたくさんいます。
遠くの仮設住宅からスクールバスで学校に通っている生徒たちは、放課後に学校の教室で勉強することも難しいのです。そんな生徒たちのために、仲間同士で一緒に勉強したり、おしゃべりしたり、のんびりしたりできる場所を作ることを目指してSUKOYAKAを開設しました。

生徒たちが安心して集える居場所になって、この場所を必要とする生徒一人ひとりの将来の自立に向けた支えになることを願っています。

生徒たちにとって、とても大切な場所なのね。この場所について、もっと知りたいな。スコッピィ:それでは、SUKOYAKA開設までの流れをたどってみよう。

1.現状把握

被災地の自治体や教育支援を行っている方々から、子どもたちの学習に必要とされる情報を収集し検討した結果、震災を機に「子どもたちの学習意欲が低下」していること、仮設住宅では「学習スペースの確保が困難」であることがわかりました。

2.モデル施設の視察

こども福祉研究所が岩手県山田町で、中学・高校生を対象とした自習スペース「山田町ゾンタハウス」を2011年9月に開設し、運営を開始していました。この「山田町ゾンタハウス」をモデルに学習スペースの運営方法などを学ばせてもらいました。

3.開設する場所の調査

安全な高台である、仮設住宅から通いやすい、保護者が迎えに行きやすいなどを条件に、複数の候補地の調査や検討を進め、最終的に宮城県南三陸町の方々が避難している登米市を選定しました。

4.SUKOYAKA開設準備

被害の大きい宮城県沿岸の南三陸町の方々の避難場所になっている登米市「とめ女性支援センター」建物の一部を利用できることが決まりました。
こども福祉研究所が中心となって、電源や暖房器具の増設、学習机や椅子の購入、そして、施設を運営する地元スタッフの採用面接などを進めました。
南三陸町・登米市の役場および教育機関、地域住民への周知活動も行いました。

5.SUKOYAKA開設

2013年3月17日、宮城県登米市長、登米市中学校長、登米市地区長、地元中学校の生徒たちなどを迎え、開所式を行いました。

SUKOYAKAに通っている生徒たちからは、「居心地が良く勉強に集中できる」、「友だちと一緒におしゃれなカフェでおやつを食べられるのがうれしい」などの声を多くいただきました。
また、お子さんを迎えに来られた保護者の方から「家に帰ってくるとすぐ、SUKOYAKAに行ってくる!と(子どもが)飛び出して行くんですよ」、「安心して送り出せる場所ができてとてもうれしい」という感想もいただきました。

みんな喜んで利用してくれていますね。よかったぁ~。スコッピィ:うん。本当にうれしいね。住友ファーマは、今後もさまざまな団体や企業と協力しながら、子どもたちへの支援を行っていくよ。

みなさんからこんな感想をもらったよ!

生徒たちの声
SUKOYAKAで楽しく勉強できたおかげで高校に合格できました。高校生になっても、ここに勉強に来たいです。
友達と会えて、一緒に勉強できるのがうれしいです。このような場所を作ってくれて、ありがとうございます。
勉強が楽しく思えるようになりました。好きな英語をもっと頑張りたいです。
サンドイッチやおにぎりがとてもおいしいです。スタッフの方がいつも優しく迎えてくれて、すごくうれしいです。
関係者の声
子どもたちが、安心して過ごせる場所があるというのは、大人にとって最もうれしいことでもあり、非常に有り難いです。
震災後は、経済的なこと、心理的なことの影響で、子どもたちが生き生きと勉強することが難しくなったと感じています。このような場所を作っていただき、子どもたちが楽しそうに集い、学ぶ姿を見ることは、私たち教育者にとって大きな励みとなります。

みなさんからこんな感想をもらったよ!

生徒たちの声
SUKOYAKAで楽しく勉強できたおかげで高校に合格できました。高校生になっても、ここに勉強に来たいです。
友達と会えて、一緒に勉強できるのがうれしいです。このような場所を作ってくれて、ありがとうございます。
勉強が楽しく思えるようになりました。好きな英語をもっと頑張りたいです。
サンドイッチやおにぎりがとてもおいしいです。スタッフの方がいつも優しく迎えてくれて、すごくうれしいです。
関係者の声
子どもたちが、安心して過ごせる場所があるというのは、大人にとって最もうれしいことでもあり、非常に有り難いです。
震災後は、経済的なこと、心理的なことの影響で、子どもたちが生き生きと勉強することが難しくなったと感じています。このような場所を作っていただき、子どもたちが楽しそうに集い、学ぶ姿を見ることは、私たち教育者にとって大きな励みとなります。

まとめ 被災した地域の子どもたちをはじめ、地域の住民の方々の役に立つことができてうれしいね。そのためには、どんなことで困っているのか、どんなことが必要なのかをよく考える必要があったんだ。読者の皆さんも、まわりに困った人たちがいたら、気にかけたり、声をかけたりして、どのように助け合い協力することができるか考えてくれるとうれしいな。

まとめ

被災した地域の子どもたちをはじめ、地域の住民の方々の役に立つことができてうれしいね。そのためには、どんなことで困っているのか、どんなことが必要なのかをよく考える必要があったんだ。読者の皆さんも、まわりに困った人たちがいたら、気にかけたり、声をかけたりして、どのように助け合い協力することができるか考えてくれるとうれしいな。