Improvement of Healthcare Infrastructure in Developing Countries 発展途上国のインフラ支援

母子の健康改善プログラムの提供

当社は、2016年7月から、カンボジアのコンポンチャム州を対象に、NPO法人ピープルズ・ホープ・ジャパンの主導のもと、母子の健康改善プログラムを提供しています。NPO、現地政府、現地保健センター、地域社会と連携し、妊婦健診、乳幼児健診、栄養や衛生に関する定期教育、保健人材の家庭訪問などに取り組んでいます。

母子保健ボランティアを対象にCOVID-19感染対策を含めた衛生教育と栄養教育を行い、各村で実施している母親・養育者対象の離乳食の調理自習に向けて、ボランティアと共同で離乳食レシピを開発しました。これまでに、育成した母子保健ボランティアの中で66人の方が実際に現地で活動しています。
2022年度は、妊婦対象の家庭訪問を863件、産後対象の家庭訪問を487件実施し、妊婦健診・産後健診・乳幼児健診の受診促進、栄養や衛生に関する啓発などに取り組みました。また、栄養豊富な離乳食を作るための調理実習を計43回実施し、のべ1,315人の地域住民の方々が参加しました。

実施年度 育成した母子保健ボランティア 家庭訪問による母親への指導 栄養豊富な離乳食の調理実習 開発支援もしくは寄贈した資材
2017 15名 202件(妊婦対象95件、産後対象107件) 3回(93名) 母子保健ボランティアの教育用テキスト
2018 19名 154件(妊婦対象91件、産後対象63件) 3回(93名) 母親向けの絵本型テキスト(栄養・健康・歯科)
2019 55名 648件(妊婦対象350件、産後対象298件) 5回(124名) 母子保健ボランティアの移動用自転車
2020 2名 867件(妊婦対象467件、産後対象470件) 11回(310名) COVD-19の啓発ポスター、パンフレット、マスク、消毒液
2021 5名 1,061件(妊婦対象591件、産後対象470件) 33回(691名) 母親向けの絵本型テキスト(栄養・健康・歯科)
2022 39名 1,350件(妊婦対象863件、産後対象487件) 43回(1,315名) 2歳未満の子どもの離乳食のレシピ開発、保健センタースタッフへの栄養コーチング、市民対象の栄養教育と調理実習
保健省スタッフが保健センタースタッフ対象に栄養コーチングしている様子

保健省スタッフが保健センタースタッフ対象に
栄養コーチングしている様子

2歳未満の子どもの離乳食の調理実習及び栄養教育の様子

2歳未満の子どもの離乳食の
調理実習及び栄養教育の様子