働き方改革

働き方改革の推進

当社は、企業の競争力を高めるためには、働き方の高度化(時間意識の高い働き方、付加価値生産性の高い働き方への転換)が不可欠であり、加えて、多様な人材が活躍するには、仕事(ワーク)と生活(ライフ)のバランスを実現することが重要であると考えています。
そのため、従業員が充実感をもって働くことができ、成果を上げられるよう、従業員と会社で「Win-Win」の関係をつくっていくことを当社における「働き方改革」の基本的なコンセプトとしており、一人ひとりが限られた時間の中で自身の役割を果たし、成果を上げることを目指しています。

「働き方改革」が始まった2017年以降、各職場で社員同士が働き方の見直しなどについて話し合う「Work Style Innovation Meeting」の継続的な開催や全役職者を対象に「働き方改革」について考える機会としての研修の開催、イントラネットに「働き方改革サイト」を設置し、役員からのメッセージ掲載をはじめ、各部門の目標、取り組み事例の共有などを行い、働き方改革の取り組みの活性化につなげています。

2019年度以降、より生産性の高い働き方へシフトするために「社員一人ひとりの能力向上」が不可欠であるとの考えから、「働き方改革全社講演会」を実施し、個力を高めるためのヒントについてグローバルにご活躍されている先生を招へいしご講演いただきました。また、手上げ参加型の研修として「タイムマネジメント研修」を実施し、自身のワークスタイルの改善と、生産性を高める手法・考え方を学ぶ機会を提供しました。

当社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大リスクを低減するため、在宅勤務制度や時差出勤制度の利用を推奨するとともに、テレワークに対応したネットワーク環境の改善等を実施しています。

2020年度は、COVID-19拡大に伴い、国内全社員(約3,000人)がテレワーク対応可能になるよう通信インフラの整備・拡張を行い、Web会議システムの積極活用を推進しました。同時に、テレワーク環境でのコミュニケーション強化を目的とした研修や、心身の健康を保つための情報発信やイベントを実施し、生産性の維持に努めました。今後は、在宅勤務で曖昧になりがちな、仕事(ワーク)と生活(ライフ)のメリハリを付け、楽しく仕事をして成果を上げ、生産性が向上するという好循環を生むことを目標に働き方改革の高度化に向け取り組みを続けます。

従業員の満足度の向上

当社は、各事業所における取締役講話の実施や、従業員の意見に対して社長および担当役員からメッセージを発信するなど、経営と従業員のコミュニケーションを大切にしています。
また、当社の働き方改革は生産性の向上を目指しており、生産性を評価するうえで重要視しているのは社員の仕事と生活の充実度です。仕事自体のやりがいや業務を通じた社会への貢献感を見るために従業員エンゲージメントおよび離職率を測ることとしています。

2019年度から、全社意識調査「DSPオピニオン」(愛称:みんオピ)に従業員満足度に加え期待度を測定・調査するモチベーションクラウドサービスを導入しました。2020年度、2021年度は、連続してベストモチベーションカンパニーアワード2020および2021大手企業部門において3位に選ばれました。今後も、部門ごとに従業員満足度を向上させるための取り組みを継続していきます。

エンゲージメント・レーティングは、企業と従業員のエンゲージメント(相互理解・相思相愛度合い)を表す指標です。エンゲージメントスコアの結果に応じ11段階(DD~AAA)にランク付けされます。

ワークライフバランスの実現
ワークライフバランス

当社は、当社の企業理念を実現し続けるためには、すべての従業員が変革を追求し、革新的な発想を生み出すことが不可欠であると考えています。そのためには、従業員一人ひとりが仕事(ワーク)と生活(ライフ)を好循環させながら能力を最大限に発揮できる環境づくりが必要であると考えています。

従業員は、ワークとライフどちらにおいても役割を果たし、充実感を得られることが大切だと考えています。所定の時間内に最大の成果を創出し、終業後や余暇は自己研鑽や趣味・家族との団らんに時間をかけるなど、業務に充てる時間の質を高める意識が個人の成長を促し、結果として組織の成果につながるといった好循環が生まれることを期待しています。

2017年より働き方改革の取り組みを本格化させていますが、中でも部下のキャリアも人生も応援する管理職「イクボス」の存在が、企業の競争力向上と従業員のワークライフバランスの実現を両立させるために非常に重要であると考えています。
2017年8月、当社はイクボス育成の加速を目的としてNPO法人ファザーリング・ジャパンの運営する「イクボス企業同盟」に加盟しました。この加盟を機に、当社の管理職が目指すべき管理職像を「イクボス宣言」としてまとめました。社内のイクボスを増やし、従業員一人ひとりがわくわくしながら活躍できる環境づくりを推進していきます。
2019年度は、人材戦略会議メンバーが「イクボス」の最上位層として「イクボスオムライス調理体験会」を実施し、その様子を発信することで当社の男性の家庭参画の推進姿勢を全社に示しました。「男性オムライス調理体験会」では多くの男性社員が参加し、男性の家庭参画に対する職場の理解を深めるきっかけづくりを行いました。

※人材戦略会議:取締役全員と一部の執行役員、必要に応じて本部長が参加し、全社的な視点で人材に関わる戦略を検討、審議する会議

プラチナくるみん

また当社は、子育て中の従業員が働きやすく、働きがいのある環境づくりを進める中で、優良な子育てサポート企業として、2010年、2013年に「くるみん」の認定を取得しており、2017年に「プラチナくるみん」の認定を取得し、以降継続して認定されています。各職場においては、さまざまなライフイベントを迎えて柔軟な働き方が必要な社員への理解をさらに促進し、互いに助け合う意識の醸成を継続的に図っています。


これらの取り組みにより、近年、有給休暇取得率は上昇し、男性の育児休業取得率も2020年度は42.1%となりました。 2021年1月には男性の育児休業取得率100%という目標を掲げ、男女共に働きやすい職場環境づくりの第一段階として男性の育児休業取得を推進しています。

労働時間管理については、「従業員の健康・安全衛生」の「長時間労働の防止」にも記載しています。詳細は、こちらをご覧ください。
有給休暇取得率および育児休業制度使用実績の推移については、「ESG関連情報」の「ESGデータ一覧」にも記載しています。詳細は、こちらをご覧ください。