印刷(PDF/136KB)はこちらから 2010年05月27日 企業
成長ホルモン事業の事業譲渡契約締結のお知らせ
日本ケミカルリサーチ株式会社(会長兼社長:芦田 信、以下「JCR」)と大日本住友製薬株式会社(社長:多田 正世、以下「大日本住友製薬」)は、現在両社間で締結している、遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」に関する販売提携契約を解消し、2010年7月1日を以って、大日本住友製薬の成長ホルモン事業をJCRに譲渡し、「グロウジェクト」の販売をJCR単独にて実施することについて、本年1月21日にすでに「基本合意書」を締結しておりましたが、本日の両社の取締役会にてそれぞれ決議のうえ、「事業譲渡契約書」を締結いたしましたのでお知らせいたします。
1.本件の目的
「グロウジェクト」は、JCRが1995年に発売し、その後、大日本住友製薬と共同販売契約を締結し、両社が同一ブランドで販売しております。
両社の成長ホルモン事業を取り巻く市場環境は、薬価改定等の影響もあり厳しい状況ですが、2006年には営業活動における情報の共有と経費の効率化を図るための新しい販売形態を両社で実施することにより成長ホルモン分野における「グロウジェクト」の市場シェアは、ここ数年着実に上昇してきております。こうした状況の中、今後もさらに当事業を強化し、「グロウジェクト」の販売最大化を目指すための具体的方策について両社で協議・検討を重ねてきた結果、「グロウジェクト」の販売をJCRに集約することが望ましいとの結論に達し、本日事業譲渡契約を締結するに至りました。
JCRでは、成長ホルモン事業に関する両社の経営資源を統合し、シナジーの追求と効率化の徹底に努め、収益性及び競争力の一層の向上を目指してまいります。なお、両社は、本事業譲渡・譲受後も引き続き医薬品事業においてさらなる関係強化を図るべく、検討してまいります。
2.譲渡・譲受の対象となる財産について
JCRは、大日本住友製薬が成長ホルモン事業を営むために有する資産、売掛債権、「グロウジェクト」に関する各種情報等の財産を譲り受けます。
3.日程
- 2010年5月27日 事業譲渡契約の締結
- 2010年7月1日 事業譲渡期日(JCRによる単独販売の開始)
4.業績への影響
本件事業譲渡・譲受による業績への影響は、両社ともに軽微であります。
5.当事会社の概要(2010年3月31日現在)
1. 代表者 | 取締役会長兼社長 芦田 信 |
2. 所在地 | 兵庫県芦屋市春日町3番19号 |
3. 設立 | 1975年(昭和50年)9月 |
4. 主な事業の内容 | 医薬品、医薬品原体、医薬品原料の製造、仕入及び販売 |
5. 決算期 | 3月31日 |
6. 従業員数 | 311名(連結) |
7. 資本金 | 8,061百万円 |
8. 売上高 | 14,387百万円(2010年3月期連結) |
1. 代表者 | 代表取締役社長 多田 正世 |
2. 所在地 | 大阪市中央区道修町二丁目6番8号 |
3. 設立 | 1897年(明治30年)5月 |
4. 主な事業の内容 | 医薬品、医療機器、動物用医薬品、食品添加物、工業薬品、その他化学製品の製造、売買及び輸出入 |
5. 決算期 | 3月31日 |
6. 従業員数 | 7,407名(連結) |
7. 資本金 | 22,400百万円 |
8. 売上高 | 296,261百万円(2010年3月期連結) |
以上
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