印刷(PDF/101KB)はこちらから 2014年03月06日 企業

再生医療等製品事業に関する合弁会社設立のお知らせ

株式会社ヘリオス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:鍵本 忠尚、以下、「ヘリオス」)と大日本住友製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:多田 正世、以下、「大日本住友製薬」)は、2013年12月2日、加齢黄斑変性等の眼疾患を対象としたiPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞を用いた国内における共同開発契約を締結し、同時に同契約に基づく共同開発により製品化されるiPS細胞由来RPE細胞医薬品(以下、「本製品」)の製造や販売促進を両社で共同して行うため、合弁契約を締結しました。
このたび、同合弁契約に基づき、以下のとおり合弁会社を設立しましたので、お知らせします。

なお、上記の共同開発契約および合弁契約の締結につきましては、2013年12月2日に発表しています。また、同共同開発契約・ヘリオス・大日本住友製薬それぞれの概要は、別紙に記載しています。

合弁会社の概要:

  • (1) 会社名 : 株式会社サイレジェン(以下、「サイレジェン」)
    *「サイレジェン」は、sight(視覚)とregeneration(再生)を組み合わせた造語です。
  • (2) 所在地 : 兵庫県神戸市中央区港島南町5丁目5番2号(神戸国際ビジネスセンター内)
  • (3) 代表取締役社長 : 鍵本 忠尚
  • (4) 事業内容 : 本製品の製造・販売促進等
    * 今後、サイレジェンは、本製品の製造設備を設置する予定です。また、本製品につき製造販売承認を得た後は、ヘリオスが本製品を販売し、サイレジェンが製造と販売促進をヘリオスより受託します。
  • (5) 資本金 : 5,000万円
  • (6) 設立年月日 : 2014年2月28日
  • (7) 株主構成 : ヘリオス 50%、大日本住友製薬 50%

以上

(ご参考)

共同開発契約の概要:

  • (1) 対象製品 : iPS細胞由来RPE細胞
  • (2) 対象適応症 : 眼疾患(滲出型加齢黄斑変性(Wet AMD)等)
  • (3) 対象地域 : 日本

ヘリオスの概要:

ヘリオスは、独立行政法人理化学研究所認定ベンチャーであり、理化学研究所が発明した日本発の技術に係る特許の実施許諾に基づいて、iPS細胞から分化誘導したRPE細胞移植による、加齢黄斑変性の新たな治療法を開発することを目指しています。さらにこの治療開発を端緒として、他領域のiPS細胞を用いた治療方法開発、視細胞移植、網膜再生薬、検査法開発等により、現代の難治性疾患を治療可能な疾患にすることを目指しています。

大日本住友製薬の概要:

大日本住友製薬は、アンメット・メディカル・ニーズの高い精神神経領域およびがん領域を重点領域に、革新的な医薬品の創製を目指しています。さらに、iPS細胞等の最先端サイエンスを創薬に応用するとともに、再生医療や細胞医薬の取り組みを強化し、難治性疾患の治療薬の開発にも挑戦しています。

以上

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