印刷(PDF/209KB)はこちらから 2020年03月02日 企業

がん領域におけるベンチャーファンドへの出資に関するお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村 博)は、MPM Capital(拠点:米国マサチューセッツ州)が設立したベンチャーファンド「MPM Oncology Innovations Fund」(以下「本ファンド」)に対し、出資する契約を締結しましたので、お知らせします。

本ファンドは2018年に設立され、がん領域において新薬候補化合物の初期研究開発をするアカデミアやベンチャー企業への投資に特化したベンチャーファンドであり、世界的ながん領域の研究所であるDana-Farber Cancer Instituteの研究成果に基づき起業されるベンチャー企業への投資を優先的に行います。MPM CapitalおよびDana-Farberは、本ファンドに関して2020年2月26日にプレスリリースを行いました。(https://www.businesswire.com/news/home/20200226005434/en

Head of Global Oncology External Innovation, Sumitomo Dainippon Pharma Global OncologyであるMahmoud Mahmoudian(マムード・マムーディアン)は、次のように述べています。「がん領域は当社グループの重点領域であり、この投資により、ライフサイエンス企業の設立と投資におけるMPM Capitalの専門知識と、がん研究におけるDana-Farberの深い知識を活用し、がん領域における新たな創薬プロセスや最先端技術の活用が可能になると考えています。また、当社は、がん領域において世界トップクラスの研究力を誇る米国のアカデミア3施設と研究提携契約を締結しており(2019年12月4日付け公表)、外部のイノベーションを活用する取り組みを進めています。」

当社は、本ファンドへの出資を通じて、研究重点3領域の一つとして注力するがん領域において、当社グループでの創薬活動に加えて、有望な初期の新薬候補化合物や先端技術を有するベンチャー企業を支援することにより、がん領域の開発パイプラインの拡充に寄与することを期待しています。

(ご参考)

【ファンドの概要】

ファンド名 MPM Oncology Innovations Fund
(MPM・オンコロジー・イノベーションズ・ファンド)
ファンドの規模 100百万米ドル(予定)
投資分野 がん領域

【Dana-Farber Cancer Institute について】

Dana-Farber Cancer Instituteは、がん研究および治療の世界有数のセンターの一つであり、成人および小児のがん治療の両方で、U.S. News and World Report's Best Hospitalsのトップ5にランクされています。

【MPM Capitalについて】

MPM Capitalは、科学技術革新を主要な病気の治療に活用しようとするライフサイエンス企業の設立と投資に20年以上の経験を持つ医療投資会社です。投資の専門家、起業家、およびアドバイザーの経験豊富で献身的なチームにより、MPMは、患者さんの生活を改善するために医療の飛躍的進歩の推進に努めています。詳細については、www.mpmcapital.comをご覧ください。

以上

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