印刷(PDF/84KB)はこちらから 2021年05月06日 企業

連結子会社エンジバント社が開発中のファーバー病治療剤RVT-801のAceragen社への譲渡に関するお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村 博)の連結子会社であるエンジバント・セラピューティクス・リミテッド(以下「エンジバント社」)は、ファーバー病を対象として開発中(非臨床段階)の組み換えヒト酸性セラミダーゼであるRVT-801(開発コード)の開発・販売等に関する全ての権利をAceragen, Inc.(本社:米国 ノースカロライナ州、以下「Aceragen社」)に譲渡する契約を締結したことを、2021年5月3日(現地時間)に発表しましたので、お知らせします。

本契約締結の対価として、エンジバント社はAceragen社より、契約一時金、開発マイルストンおよび販売マイルストンとして総額で最大2億2,600万米ドル(約245億円)ならびに販売額に応じた段階的なロイヤリティを受け取る可能性があります。

RVT-801は、米国食品医薬品局(FDA)より希少小児疾患治療薬指定、ファストトラック指定、希少疾患治療薬指定を、欧州医薬品庁(EMA)より希少疾患治療薬指定を受けています。FDAの承認を受ければ、優先審査バウチャーが付与されることが期待されます。


(ご参考)
【Aceragen, Inc.について】
Aceragen社は、米国 ノースカロライナ州 ダーラムに本社を置く、バイオ医薬品企業で、希少および超希少疾患を対象とした革新的な治療法の開発に注力しています。詳細については、http://www.aceragen.com/をご覧ください。

【エンジバント社について】
エンジバント社は、深刻な希少疾患をもつ人々のために斬新で革新的な再生医療の開発に取り組むバイオ医薬品企業です。極めて希で生命を脅かす小児免疫不全である小児先天性無胸腺症を対象に、組織移植による再生医療であるRVT-802をFDAに申請済(審査終了目標日は2021年10月8日)です。RVT-802は、FDAより再生医療先端治療指定を含む、複数の指定を受けています。大日本住友製薬はロイバント・サイエンシズ・リミテッドとの戦略的提携により、新設子会社であるスミトバント社の傘下に 2019 年 12 月にエンジバント社を完全子会社化しました。エンジバント社に関する詳細については、https://enzyvant.com/ をご覧ください。

以上

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