印刷(PDF/172KB)はこちらから 2011年01月21日 医薬品

速効型インスリン分泌促進剤「シュアポスト」の製造販売承認取得について

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田正世)は、速効型インスリン分泌促進剤「シュアポスト®錠0.25 mg、シュアポスト®錠0.5 mg」(一般名:レパグリニド)に関し、1 月21 日付けで厚生労働省から製造販売承認を取得しましたのでお知らせします。

シュアポスト®は、膵臓のベータ細胞にあるスルホニル尿素(SU)受容体に作用して食後のインスリン分泌を速やかに促進することにより、2 型糖尿病患者さんの食後血糖推移を改善し、HbA1c を低下させる速効型インスリン分泌促進剤です。

本剤は、世界主要国を含む90 カ国以上で承認・販売されており、米国では「Prandin」、欧州では「NovoNorm」などの製品名で販売されています。日本では、2004 年に当社がノボ ノルディスク ファーマ(株)より開発を引き継ぎ、臨床試験を進めてきました。

本剤は、2 型糖尿病患者さんを対象とした単剤療法およびα-グルコシダーゼ阻害剤との併用療法に関する国内臨床試験において、食後の過血糖を改善し、HbA1c を強く低下させる薬剤として有効性および安全性が確認されました。

当社は、シュアポスト®を薬価基準収載後に発売する予定であり、本剤を上市することで、2型糖尿病患者さんに対する治療の選択肢を広げ、2型糖尿病の治療に一層貢献できることを期待しています。

以上

(ご参考)

「シュアポスト®」の概要
【販売名】 シュアポスト®錠0.25mg(SUREPOST® tablet 0.25mg)
シュアポスト®錠0.5mg (SUREPOST® tablet 0.5mg)
【一般名】 レパグリニド(repaglinide)
【剤形・含量】 シュアポスト®錠0.25mg :1錠中レパグリニド0.25mg 含有
シュアポスト®錠0.5mg :1錠中レパグリニド0.5mg 含有
【効能・効果】 2型糖尿病における食後血糖推移の改善
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る
(1)食事療法・運動療法のみ
(2)食事療法・運動療法に加えてα‐グルコシダーゼ阻害剤を使用
【用法・用量】 通常、成人にはレパグリニドとして1回0.25mg より開始し、1日3回毎食直前に経口投与する。維持用量は通常1回0.25~0.5mgで、必要に応じて適宜増減する。なお、1回量を1mgまで増量することができる。
【製造販売元】 大日本住友製薬株式会社

以上

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