印刷(PDF/186KB)はこちらから 2011年05月09日 医薬品

速効型インスリン分泌促進剤「シュアポスト」新発売のお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田正世)は、速効型インスリン分泌促進剤「シュアポスト®錠0.25mg、シュアポスト®錠0.5mg」(一般名:レパグリニド)を、5月16日付けで発売しますのでお知らせします。

シュアポスト®は、膵臓のベータ細胞にあるスルホニル尿素(SU)受容体に作用して食後のインスリン分泌を速やかに促進することにより、2型糖尿病患者さんの食後血糖推移を改善し、HbA1c を低下させる速効型インスリン分泌促進剤です。

本剤は、世界主要国を含む90カ国以上で承認・販売されており、米国では「Prandin」、欧州では「NovoNorm」などの製品名で販売されています。日本では、2004年に当社がノボ ノルディスク ファーマ(株)より開発を引き継ぎ、臨床試験を進めてきました。

本剤は、2型糖尿病患者さんを対象とした単剤療法およびα-グルコシダーゼ阻害剤との併用療法に関する国内臨床試験において、食後の過血糖を改善し、HbA1cを強く低下させる薬剤として有効性および安全性が確認されました。

当社は、ビグアナイド系経口血糖降下剤「メトグルコ®」、糖尿病食後過血糖改善剤「セイブル®」、スルホニルウレア系経口血糖降下剤「グリミクロン®」など、作用機序の異なる複数の2型糖尿病治療薬を取り扱っています。本剤を上市することによって当領域における製品ラインアップを更に強化するとともに、患者さんの治療選択肢を広げることによって、2型糖尿病の治療に一層貢献できることを期待しています。

以上

(ご参考)

「シュアポスト®」の概要
【販売名】
シュアポスト®錠0.25mg (SUREPOST® tablet 0.25mg)
シュアポスト®錠0.5mg (SUREPOST® tablet 0.5mg)
【一般名】 レパグリニド(repaglinide)
【剤形・含量】
シュアポスト®錠0.25mg :1錠中レパグリニド0.25mg含有
シュアポスト®錠0.5mg :1錠中レパグリニド0.5mg含有
【効能・効果】 2型糖尿病における食後血糖推移の改善
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る
(1)食事療法・運動療法のみ
(2)食事療法・運動療法に加えてα‐グルコシダーゼ阻害剤を使用
【用法・用量】 通常、成人にはレパグリニドとして1回0.25mgより開始し、1日3回毎食直前に経口投与する。維持用量は通常1回0.25~0.5mgで、必要に応じて適宜増減する。なお、1回量を1mgまで増量することができる。
【特徴】
1. 胆汁排泄型の速効型インスリン分泌促進剤です。
2. 16週間の単剤投与において、HbA1cが1.17%低下しました。
3. 単剤及びα-GI剤併用長期投与において、食後高血糖及びHbA1cを改善し、その効果は維持されました。
4. 世界主要国を含む90ヵ国以上で承認・販売されています(2010年6月現在)。
【製造販売元】 大日本住友製薬株式会社
【承認日】 2011年1月21日
【薬価収載日】 2011年3月11日
【薬価基準】
0.25mg1錠 :32円50銭
0.5mg1錠 :57円80銭
【包装形態】
シュアポスト®錠0.25mg :[PTP] 100錠(10錠×10)
500錠(10錠×50)
シュアポスト®錠0.5mg :[PTP] 100錠(10錠×10)
500錠(10錠×50)

以上

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