印刷(PDF/142KB)はこちらから 2013年06月04日 企業

大阪研究所 新化学研究棟 竣工のお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田正世)は、当社の大阪研究所(大阪市此花区)内に新化学研究棟の建設を進めてきましたが、6月4日に竣工しましたので、お知らせします。

新化学研究棟は、延床面積16,322m²を有し、当社の創薬研究部門と、これまで大阪研究所、大阪総合センター(大阪市福島区)、総合研究所(大阪府吹田市)に分散していた技術研究本部のプロセス化学研究所および分析研究所を集約しました。これにより、創薬ターゲット探索から製造販売承認申請まで一連の研究開発体制の効率化を図ります。

新化学研究棟は、以下4点の基本コンセプトをもとに建設されました。

  1. 拠点集約:
    創薬研究、工業化検討、品質評価などを担当する化学研究関連部門の集約、効率化を図ることで、企業の総合力を最大限に発揮できる拠点とした。
  2. 創造的な研究環境の創出:
    活発なコミュニケーションを促すため、国内外の拠点を結ぶテレビ会議室や研究者間のディスカッションの場であるブレイクカウンターを設置する等、独創性の高い医薬品が産まれる環境を整備した。
  3. 安全性・保安性を確保した施設環境:
    免震構造や液状化に強い地盤改良工法の採用により、地震による被害を最小限に抑えられる施設を構築した。また、入退室管理や薬品保管庫の鍵管理などの強化を目指したセキュリティーシステムを導入した。
  4. 人と地球に配慮した施設環境:
    低風量ドラフトの採用、太陽光パネルの設置、省エネを考慮した照明・空調設備の導入、積極的な自然光の利用などの施設環境を整備した。

当研究所の本格稼動は2013年7月、総工費は64億円の予定です。

当研究棟の新設により、アンメット・メディカル・ニーズの高い精神神経領域とがん領域を研究重点領域とした効率的な研究開発を更に推進し、革新的な新薬の創出に全力を注いでいきます。

以上

(ご参考)

新化学研究棟の概要
【名称】 大阪研究所 研究12号館(LR-12)
【所在地】 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号(住友化学大阪工場内)
【規模】 地上8階建て、高さ40.0m、免震構造、鉄骨鉄筋コンクリート構造
【建築面積】 2,463m²
【延床面積】 16,322m²
【着工】 2012年1月
【竣工】 2013年6月
【総工費】 約64億円

【建物写真】

建物写真

以上

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