印刷(PDF/148KB)はこちらから 2015年03月03日 医薬品

そう痒症改善剤「レミッチカプセル2.5μg」の国内における効能追加申請およびプロモーション提携に関するお知らせ

東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、東レが製造販売承認を取得し、鳥居薬品株式会社(本社:東京都中央区、社長:髙木 正一郎、以下「鳥居薬品」)が日本国内において販売中の血液透析患者におけるそう痒症改善剤「レミッチ®カプセル2.5μg」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩、以下「本剤」)について、国内における慢性肝疾患患者におけるそう痒症(以下「新適応症」)を適応症とした効能追加申請を本日2015年3月3日に行いましたので、お知らせします。
また、日本たばこ産業株式会社(本社:東京都港区、社長:小泉 光臣)、鳥居薬品および大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世、以下「大日本住友製薬」)は、本剤の新適応症を対象としたプロモーションを大日本住友製薬が行うことに合意し、鳥居薬品および大日本住友製薬が、このほど、プロモーション契約(以下「本契約」)を締結しましたので、あわせてお知らせします。

本契約に基づき、東レによる本剤の新適応症の効能追加承認取得後、大日本住友製薬は、新適応症を対象とした医療機関への医薬情報提供活動を行い、鳥居薬品は引き続き、東レから本剤の供給を受け、販売および血液透析患者におけるそう痒症を対象とした医療機関への医薬情報提供活動を行います。

本剤は、東レが創製した世界初の選択的オピオイドκ(カッパ)受容体作動薬であり、血液透析患者におけるそう痒症改善剤として、2009年3月より鳥居薬品が日本国内において販売しています。本剤は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などとは異なるメカニズムで痒みを抑えることから、既存薬では効きにくい痒みに対しても有効性を示すものと期待されています。

4社は、本剤の新適応症の効能追加承認を取得することで、本剤が慢性肝疾患患者さんにおけるそう痒症治療の新たな選択肢として、患者さんの治療に大きく貢献できるものと期待しています。

以上

<ご参考>

慢性肝疾患患者さんでは、皮膚局所での炎症などを伴わない場合でも、全身の強い痒みが生じることが知られています。これには複数の因子が関与すると考えられていますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。この痒みは従来の治療薬では十分に抑えられないことが知られており、有効な薬剤の開発が望まれています。

【会社概要】

東レ株式会社
本社: 【住所】東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
社長: 日覺 昭廣(ニッカク アキヒロ)
資本金: 147,873百万円(2014年12月末現在)
日本たばこ産業株式会社
本社: 【住所】東京都港区虎ノ門2丁目2番1号
社長: 小泉 光臣(コイズミ ミツオミ)
資本金: 100,000百万円(2014年12月末現在)
鳥居薬品株式会社
本社: 【住所】東京都中央区日本橋本町3丁目4番1号 トリイ日本橋ビル
社長: 髙木 正一郎(タカギ ショウイチロウ)
資本金: 5,190百万円(2014年12月末現在)
大日本住友製薬株式会社
本社: 【住所:大阪本社】大阪府大阪市中央区道修町2丁目6番8号
【住所:東京本社】東京都中央区京橋1丁目13番1号
社長: 多田 正世(タダ マサヨ)
資本金: 22,400百万円(2014年12月末現在)

以上

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