印刷(PDF/269KB)はこちらから 2015年09月30日 医薬品

2型糖尿病治療薬「トルリシティ」のユニークな注入器「アテオス」「2015年度グッドデザイン賞」を受賞さらに「2015年度グッドデザイン・ベスト100」に選出

Good design award 2015 BEST100

日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表執行役社長:パトリック・ジョンソン、以下「日本イーライリリー」)は、大日本住友製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:多田正世、以下「大日本住友製薬」)とともに本年9月16日に発売した、2型糖尿病治療薬「トルリシティ®皮下注0.75mgアテオス®」(以下、「トルリシティ®」)の注入器である「アテオス®」が、「2015年度グッドデザイン賞」を受賞し、さらに「2015年グッドデザイン・ベスト100」にも選出されたことをお知らせいたします。

「グッドデザイン賞」は公益財団法人日本デザイン振興会が主催し優れたデザインを表彰する制度で、今回は3,500以上の応募の中から審査が行われました。さらに「グッドデザイン・ベスト100」は、その中から「明日を切り拓く力をもったデザイン」「未来を示唆するデザイン」として、特に高い評価を得て選出された100件が、特別賞候補となります。今回の受賞は、アテオスの2型糖尿病患者さんの心理や利便性を考慮したコンセプトと、高度な技術開発力が評価されました。

2015年度グッドデザイン賞審査委員の評価コメント
(グッドデザイン賞ウェブサイトより一部抜粋)

針が触れることなく自己注射を打てるというコンセプトは素晴らしく、それを実現した点がまず高く評価できる。高い技術に裏打ちされた優れた医療製品であると考える。針を毎回変える必要がなく使い捨てであり非常に簡便である。名称も当てて押すだけという的を射たネーミングであり、今後の普及に効果的であろう。

今回の受賞に関して、日本イーライリリーの糖尿病・成長ホルモン事業本部長、カディール・テペバシは次のように述べています。「今回の受賞によって、『アテオス®』という今までになかった画期的なデバイスが評価されたことは、大変喜ばしいことです。私たちはインスリンを世界で初めて製剤化して以来、常に糖尿病患者さんのQOL向上のためにたゆまぬ研究、開発を続けて来ました。今後も『アテオス®』が2型糖尿病患者さんのQOL向上とともに血糖コントロール改善のお役にたてることを期待しています。」

日本イーライリリーではこれまで2005年にも、糖尿病患者さんの利便性と心理に配慮したデザインが評価されてインスリンペン型注入器「ヒューマペン® ラグジュラ」がグッドデザイン賞を受賞しています。「グッドデザイン・ベスト100」は今回が初めての受賞になります。

受賞製品

受賞製品

「グッドデザイン賞」について
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の「総合的なデザイン推奨制度」です。1957年に創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」を母体として以来約60年にわたって「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じて、日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されてきました。その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、今日では国内外の多くの企業や団体などが参加しています。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「G マーク」は、 すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。「グッドデザイン・ベスト100」は、グッドデザイン賞を受賞した中でも、成熟分野での高度なものづくり、成長分野におけるデザインの可能性などの観点において、「明日を切り拓く力をもったデザイン」「未来を示唆するデザイン」として、審査委員会より特に高い評価を得て選出された100件が、特別賞候補となります。

「アテオス®」について
「アテオス®」は、あらかじめ薬液1回量が充填されているために事前の空打ちが必要のない1回使い切りの注入器です。そのため患者さん自身が薬剤を混ぜたり、投与する分の用量を設定したりする必要がありません。さらに、注射針があらかじめ注入器に取り付けられているため、患者さんは注射針に触れる必要がなく、自己注射中も注射針が見えない設計になっており、出来る限り痛みをイメージしにくくなるよう配慮されています。投与の際には、キャップをはずし、底面を皮膚にあて、注入ボタンを押すだけで、自動的に注射針が皮下にささり、薬液は注入され、注射が完了したら注射針が注入器の中に自動的に戻ります。今回の受賞に関する詳細はウェブサイトをご覧ください。http://www.g-mark.org/award/describe/42693

イーライリリー・アンド・カンパニーの糖尿病事業について
イーライリリー・アンド・カンパニーは1923年に世界で初めてインスリン製剤を開発して以来、糖尿病ケアの分野において常に世界をリードしてきました。現在も、糖尿病患者さんやケアを行う人々の様々なニーズに応えることで、この伝統を築いています。研究開発や事業提携、拡大し続ける幅広い医薬品ポートフォリオ、そして、医薬品からサポートプログラムをはじめとする実質的なソリューションを提供し続けることを通じて、世界中の糖尿病患者さんの生活の改善に努めます。詳細はウェブサイトをご覧ください。http://www.lillydiabetes.com

日本イーライリリー株式会社について
日本イーライリリー株式会社は、米国イーライリリー・アンド・カンパニーの子会社で、本年設立40周年を迎えます。人々がより長く、より健康で、充実した生活を実現できるよう革新的な医薬品の開発・製造・輸入・販売を通じて日本の医療に貢献しています。統合失調症、うつ、双極性障害、注意欠如・多動症(AD/HD)、がん(非小細胞肺がん、膵がん、胆道がん、悪性胸膜中皮腫、尿路上皮がん、乳がん、卵巣がん、悪性リンパ腫、胃がん)、糖尿病、成長障害、骨粗鬆症などの治療薬を提供しています。また、アルツハイマー型認知症、関節リウマチ、乾癬、高コレステロール血症などの診断薬・治療薬の開発を行っています。詳細はウェブサイトをご覧ください。http://www.lilly.co.jp

大日本住友製薬株式会社について
大日本住友製薬株式会社は、人々の健康で豊かな生活のために、研究開発を基盤とした新たな価値の創造により、広く社会に貢献することを企業理念としています。この理念を実現するため、また、日本はもちろん世界の方々に革新的で有用な医薬品をお届けするため、新薬の研究開発に全力を注いでいます。当社は、日本国内において、循環器・糖尿病、精神神経、スペシャリティ領域(アンメット・メディカルニーズが高く、高度な専門性が求められる領域)を営業重点領域と位置づけています。詳細はウェブサイトをご覧ください。https://www.sumitomo-pharma.co.jp/

報道関係者の皆さまからのお問い合わせ