印刷(PDF/92KB)はこちらから 2017年03月22日 企業

米国連結子会社Boston Biomedical, Inc.の代表者の異動およびがん領域事業のグローバルヘッドの新設のお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)は、4月24日付けで、以下のとおり、米国連結子会社であるBoston Biomedical, Inc.(以下、「ボストン・バイオメディカル社」)の代表者の異動を行うとともに、がん領域事業のグローバルヘッドを新設しますので、お知らせします。

1. ボストン・バイオメディカル社の代表者の異動(2017年4月24日付け)
(1)異動の理由
 現代表者であるChiang J. Li の任期満了による退任に伴い、新たな代表者を選任します。

(2)異動の内容

氏 名 新 職 現 職
Patricia S. Andrews ボストン・バイオメディカル社 CEO Boston Biomedical Pharma, Inc.*1
Executive Vice President and COO
Chiang J. Li *2 ボストン・バイオメディカル社
President, CEO and CMO

*1 2016年12月21日に公表しました通り、Boston Biomedical Pharma, Inc.は、2017年4月1日付けでボストン・バイオメディカル社と合併します(存続会社はボストン・バイオメディカル社)。 *2 Chiang J. Li は、ボストン・バイオメディカル社とともに「Head of Global Oncology for Sumitomo Dainippon Pharma Group」も退任し、当社のがん領域の研究開発におけるアドバイザー(Senior Special Oncology Advisor)に5月1日付けで就任し、当社社長の指示に基づきアドバイスを行います。

2. がん領域事業のグローバルヘッドの新設(2017年4月24日付け)
Chiang J. Li の退任に伴い、がん領域事業のグローバルヘッドとして「Global Head of Oncology」を4月24日付けで新設し、越谷 和雄が就任します。また、同日付けで当社の「がん創薬研究所」の所長に、松木 泰が就任します。

「Global Head of Oncology」は、当社グループのがん領域の事業全体を指揮します。当社グループは、がん領域を研究重点領域の一つと位置づけており、「Global Head of Oncology」のリーダーシップの下、大日本住友製薬(がん創薬研究所、オンコロジー臨床開発室)、ボストン・バイオメディカル社、トレロ社(本社:米国ユタ州、CEO:David J. Bearss)が協働し、研究開発を展開することにより、画期的な製品の継続的創出、がん領域のパイプラインの早期の申請および承認を目指すとともに、がん事業が一日も早く当社グループの業績に貢献できるよう、引き続き注力します。

なお、越谷 和雄および松木 泰の4月24日付け役職は以下のとおりとなります。

氏 名 4月24日付け役職 現 職
越谷 和雄 常務執行役員
Boston Biomedical, Inc. 出向 兼 オンコロジー事業推進、オンコロジー臨床開発、オンコロジー学術企画、がん創薬研究所担当 兼 Global Head of Oncology
常務執行役員
Boston Biomedical Pharma, Inc. 出向 兼 オンコロジー事業推進、オンコロジー臨床開発、オンコロジー学術企画担当 兼 Head of Global Oncology Office
松木 泰 オンコロジー事業推進室長 兼 がん創薬研究所長 オンコロジー事業推進室長

(ご参考:がん領域の開発パイプラインについて)

当社グループは、がん領域の開発パイプラインとして、がん幹細胞性阻害剤「ナパブカシン」および「amcasertib」、サイクリン依存性キナーゼ9阻害剤「alvocidib」、WT1がんペプチドワクチン「DSP-7888」などを有しており、早期の申請を目指し、開発を進めています。

既に開示しているとおり、ナパブカシンについては、現在、複数のフェーズ3試験を進めており、胃または食道胃接合部腺がん(併用)の適応症について、2018年度に米国および日本において承認申請することを目指しています。alvocidibについては、現在、米国において急性骨髄性白血病(AML)のバイオマーカー陽性患者を対象としたフェーズ2試験を実施中であり、本適応について最速で2018年度の承認申請を目指しています。

以上

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