印刷(PDF/148KB)はこちらから 2019年09月03日 医薬品

中国における非定型抗精神病薬「ラツーダ」新発売のお知らせ

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村 博)の中国子会社である住友制葯(蘇州)有限公司は、非定型抗精神病薬「ラツーダ」(一般名:ルラシドン塩酸塩)を、本日(9月3日)、中国において、成人の統合失調症を適応症として発売しましたので、お知らせします。

「ラツーダ」は、当社が創製した非定型抗精神病薬で、米国などで「LATUDA®」の製品名で販売中の当社グループの中核製品です。中国においては、2019年1月に国家薬品監督管理局より輸入許可が得られており、2019年1月29日付けのプレスリリースでお知らせしています。

当社は、中国において、2018年2月に発売した非定型抗精神病薬「ロナセン」に加え、このたび「ラツーダ」を発売することにより、中国における統合失調症の治療選択肢を広げ、統合失調症治療に一層貢献できるものと期待しています。

(ご参考)

【「ラツーダ」について】

「ラツーダ」は、当社が創製した独自な化学構造を有する非定型抗精神病薬であり、ドパミンD2、セロトニン5-HT2A、セロトニン5-HT7受容体に親和性を示し、アンタゴニストとして作用します。セロトニン5-HT1A受容体にはパーシャルアゴニストとして作用します。また、ヒスタミンH1およびムスカリンM1受容体に対してはほとんど親和性を示しません。
「ラツーダ」は、統合失調症治療剤として、2010年に米国、2012年にカナダ、2013年にスイス、2014年に欧州およびオーストラリア、2016年に台湾、ロシア、シンガポール、タイおよび香港、2017年にブラジルおよびUAE、2018年にマカオおよびベネズエラで承認されています。また双極Ⅰ型障害うつに対する適応追加の承認を、2013年に米国、2014年にカナダ、2017年にロシア、ブラジルおよび台湾で取得しています。日本においては統合失調症および双極性障害うつに対して2019年7月31日に承認申請を行いました。

以上

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