印刷(PDF/105KB)はこちらから 2020年08月06日 企業

レルゴリクスに関わる米国子会社間の流通契約の締結について

大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村 博)の米国連結子会社であるマイオバント・サイエンシズ・リミテッド(米国ニューヨーク証券取引所上場)は、当社の米国連結子会社であるサノビオン・ファーマシューティカルズ・インクとの間で、開発中のレルゴリクス(一般名)の販売支援として、3年間の流通契約を締結したことを8月5日(現地時間)に発表しましたので、お知らせします。

マイオバント社は、本契約により、レルゴリクスの販売サポートをサノビオン社より受けることができます。本契約には、卸への製品物流に関わる一連の業務、契約管理業務、アカウント管理業務等が含まれています。

またマイオバント社は、当社との間で2019年12月に締結した4億米ドルを上限とする極度貸付契約に続いて、2億米ドル(契約期間5年間)を上限とする極度貸付契約に関するコミットメントレターを受領したことをあわせて発表しました。当社からマイオバント社への貸付上限は、6億米ドルとなる予定です。今回の追加貸付は、マイオバント社のレルゴリクスに関わる販売体制の構築などの事業運営資金に充てられる予定です。

*本件の詳細についてはマイオバント社のプレスリリースをご覧ください。(https://investors.myovant.com/node/8476/pdf

【ご参考】

レルゴリクスについて

レルゴリクスは、1日1回経口投与の低分子GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)受容体阻害剤であり、前立腺がんの発生に関与する精巣のテストステロンおよび子宮筋腫や子宮内膜症の成長を刺激することが知られている卵巣のエストラジオールの産生を抑制します。

マイオバント社は、前立腺がん向けには単剤の錠剤(120mg)を、子宮筋腫および子宮内膜症向けには配合剤(レルゴリクス40mg+エストラジオール1.0mg+酢酸ノルエチンドロン0.5mg)を開発しています。各開発段階は以下の通りです。

・子宮筋腫:2020年3月申請済(欧州)、2020 年5月申請済(米国)

・前立腺がん:2020年4月申請済(米国、優先審査指定、審査終了目標日は2020年12月20日)

・子宮内膜症:フェーズ3試験段階(2本のフェーズ3試験の良好な結果を発表済)

以 上

報道関係者の皆さまからのお問い合わせ