印刷(PDF/142KB)はこちらから 2022年10月20日 企業

Lupin 社への「ブロバナ」および「ゾペネックスHFA」販売権譲渡に関するお知らせ

住友ファーマ株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村 博)の米国子会社であるサノビオン・ファーマシューティカルズ・インク(以下「サノビオン社」)は、このほど、米国において販売している慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療剤「ブロバナ」(一般名:アルホモテロール酒石酸塩)および喘息治療剤「ゾペネックスHFA」(一般名:レバルブテロール酒石酸塩)の米国における販売権をLupin Limited(本社:インド ムンバイ)に譲渡する契約(以下「本契約」)を締結しましたので、お知らせします。

本契約に基づき、サノビオン社はLupin社より、「ブロバナ」および「ゾペネックスHFA」の譲渡対価として、75百万米ドル(約112億円)を受け取ります。

当社グループは、今回の販売権譲渡により、経営リソースを中長期的な成長分野に戦略的に再配分し、収益性の改善を図ります。

当社は、譲渡完了を条件として、2023年3月期第3四半期連結業績において、譲渡対価をその他収益(コア内)として計上する予定であり、2023年3月期業績予想に織り込んでいます。

(ご参考)
「ブロバナ」について
「ブロバナ」は、慢性気管支炎および肺気腫を含むCOPDによる気道閉塞性障害に対する長期維持療法を目的に用いられる1日2回吸入の長時間作用型β作動薬です。ネブライザーにより投与されます。サノビオン社が開発し、2007年に米国で発売しました。

「ゾペネックスHFA」について
「ゾペネックスHFA」は、可逆性の閉塞性気道疾患による気管支痙攣の治療または予防を目的に用いられる定量噴霧式の短時間作用型β作動薬です。サノビオン社が開発し、2005年に米国で発売しました。

Lupin社について
Lupin社は、インドのムンバイに本社を置く、イノベーション主導型の多国籍製薬企業です。同社は、米国を含む100以上の市場において、幅広い先発医薬品および後発医薬品ならびにバイオテクノロジー製品や原薬の開発・商業化に取り組んでいます。詳しくは、www.lupin.comをご覧ください。

※1米ドル=149.7円で算定

以上

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