印刷(PDF/99KB)はこちらから 2023年03月03日 経営・財務

減損損失の計上および配当予想の修正に関するお知らせ

当社は、下記のとおり、減損損失を計上します。これに伴い、本日(3月3日)、2022年5月13日に公表した2023年3月期配当予想を下記のとおり修正しましたので、お知らせします。

1.減損損失の計上について
急性骨髄性白血病(AML)を対象としたフェーズ1/2試験(外部研究機関主導治験)が中止となった後、開発方針検討中であったTP-0903(dubermatinib)について、開発を継続しないことを決定しました。この結果、2023年3月期において、TP-0903に係る仕掛研究開発を全額減損し、減損損失を205億円(152百万米ドル)計上することとなりました。
なお、現在、北米がん領域に帰属するのれんの回収可能性について評価中であることなどから、他の業績変動要素も合わせて2023年3月期連結業績予想の修正が必要と判明した場合には速やかに開示します。

2.2023年3月期配当予想の修正について
(1) 修正の内容

  年間配当金(円)
  第2四半期末 期末 合計
前回予想 14円00銭 28円00銭
今回修正予想 7円00銭 21円00銭
当期実績 14円00銭
前期実績
(2022年3月期)
14円00銭 14円00銭 28円00銭

(2) 修正の理由
当社の配当方針については、業績に裏付けられた成果を適切に配分することを重視しており、安定的な配当に加えて、業績向上に連動した増配を行うこととしています。また、企業価値のさらなる向上に向け、将来の成長のための積極的な投資を行いつつ、強固な経営基盤の確保と財務内容の充実を図っており、2019年3月期を起点とする2023年3月期までの中期経営計画では、5年間平均の配当性向として20%以上を目指しています。
しかしながら、2023年3月期は、複数品目において販売不振および開発不成功に伴う減損損失を計上した結果、営業利益および親会社の所有者に帰属する当期利益は、多額の損失を計上する見込みとなったため、当期の期末配当予想につきましては、誠に遺憾ながら1株あたり7円に修正させていただきます。
株主の皆様には、深くお詫び申し上げますとともに、早期の業績回復に努めてまいりますので、何卒ご理解の上、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

以上

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