印刷(PDF/95KB)はこちらから 2024年04月30日 経営・財務

減損損失、事業構造改善費用および金融収益(為替差益)の計上に関するお知らせ

当社は、2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)において、下記のとおり減損損失、事業構造改善費用および金融収益(為替差益)を計上しますので、お知らせします。

1. 減損損失の内容

当社グループでは、中期経営計画2027(2023~2027年度)での業績見通しに対して基幹3製品(進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」、過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」)の売上収益の伸びが想定を下回っており、北米事業の事業予想を見直した結果、「マイフェンブリー」にかかる特許権の一部133,457百万円(923百万米ドル)およびのれんの一部35,858百万円(248百万米ドル)を減損します。また、rodatristat ethylおよびEPI-589(いずれもフェーズ2試験段階)等の開発品目の開発を中止したことにより、当該開発品に係る仕掛研究開発10,577百万円を減損するなど、総額180,857百万円の減損損失を売上原価、販売費及び一般管理費、研究開発費に計上します。

2. 事業構造改善費用の内容

当社グループでは、2023年7月に米国グループ会社の再編と共に約500人の人員削減を行い、2024年3月には、米国子会社において全体で約450人の合理化を行いました。これらに伴う費用30,122百万円(208百万米ドル)を事業構造改善費用として販売費及び一般管理費および研究開発費に計上します。なお、2024年3月に実施した合理化による退職者は446名であり、事業構造改善費用は8,689百万円となりました。
*詳細は、2024年3月4日付のプレスリリース「米国連結子会社における人員削減等の合理化に関するお知らせ」をご覧ください。https://www.sumitomo-pharma.co.jp/news/20240304.html

3. 金融収益(為替差益)の内容

2024年3月期において、為替相場の変動に伴い、為替差益32,829百万円を金融収益に計上します。これは、当社が保有する外貨建資産の評価および海外子会社が保有する外貨建負債の評価により生じたものです。
なお、2024年3月期第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)において、金融収益(為替差益)12,394百万円を計上していたため、2024年3月期第4四半期連結会計期間(2024年1月1日~2024年3月31日)においては20,435百万円の為替差益を計上します。

4. 業績に与える影響

2024年3月期連結業績に与える影響は、本日公表の「2024年3月期業績予想の修正ならびに2025年3月期業績見通しおよび配当予想に関するお知らせ」をご覧ください。

以上

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