印刷(PDF/111KB)はこちらから 2024年04月30日 経営・財務

2024年3月期業績予想の修正ならびに2025年3月期業績見通しおよび配当予想に関するお知らせ

最近の業績の動向を踏まえ、下記のとおり2024年1月31日に公表した2024年3月期通期連結業績予想を修正し、また2025年3月期通期連結業績見通しおよび配当予想を取りまとめましたので、お知らせします。

1. 2024年3月期通期連結業績予想数値の修正(2023年4月1日~2024年3月31日)

  売上収益 コア
営業利益
営業利益 親会社の所有者に
帰属する当期利益
基本的
1株当たり
当期利益
前回発表予想(A) 百万円
317,000
百万円
△134,000
百万円
△156,000
百万円
△141,000
円 銭
△354.90
今回修正予想(B) 314,600 △133,000 △354,900 △315,000 △792.86
増減額(B-A) △2,400 1,000 △198,900 △174,000
増減率(%) △0.8
(ご参考)前期実績
(2023年3月期)
555,544 16,364 △76,979 △74,512 △187.55

(注)コア営業利益は、営業利益から条件付対価公正価値の変動額、減損損失および事業構造改善費用等の非経常的な要因により発生した損益を控除して算出しています。

2. 修正の理由

売上収益は、日本および北米セグメントで前回発表予想を若干下回るものの、概ね想定どおりに推移し、前回発表予想から24億円減の3,146億円に修正しました。
販売費及び一般管理費、研究開発費については、前回発表予想から減少すると見込んでおり、コア営業損益は前回発表予想から10億円改善の1,330億円の損失に修正しました。
営業損益は、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」の特許権の減損損失(1,335億円)、北米事業におけるのれんの減損損失(359億円)、開発を中止した品目に係る仕掛研究開発の減損損失(106億円)の計上に加え、米国子会社における事業構造改善費用(87億円)を追加計上する見込みとなったこと等から、前回発表予想から1,989億円悪化の3,549億円の損失に修正しました。
親会社の所有者に帰属する当期損益は、期末日の為替レートが想定より円安になったことから、金融収益の増加を見込み、また、特許権の減損損失計上に伴う繰延税金負債の取り崩し等により法人所得税の減少を見込むものの、営業損益悪化の影響が大きく、前回発表予想から1,740億円悪化の3,150億円の損失に修正しました。

*減損損失および事業構造改善費用の計上ならびに金融収益の増加の詳細は、本日公表の「減損損失、事業構造改善費用および金融収益(為替差益)の計上に関するお知らせ」をご覧ください。

3. 2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の連結業績見通しについて

2025年3月期の連結業績については、2023年4月公表の中期経営計画2027(以下「中計2027」)において、売上収益4,600億円、コア営業利益400億円と設定していました。北米での基幹3製品(進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」、過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」)の売上収益は伸長しており、今後の業績は回復基調を見込むものの、中計2027公表時の想定を下回っていることから、売上収益3,380億円(中計2027比1,220億円減)、コア営業利益10億円(同390億円減)とします。
なお、営業利益、親会社の所有者に帰属する当期利益、基本的1株当たり当期利益の見通しについては、2024年5月14日に公表予定の2024年3月期決算発表において開示する予定です。

4. 2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の配当予想(無配)について

当社は中計2027において、「コア営業損失を見込む2024年3月期は無配の方針、コア営業利益を見込む2025年3月期は復配の方針とし、その後は安定配当を目指す」としています。こうした中、2025年3月期の連結業績見通しでは、コア営業利益10億円を見込んでいますが、中計2027で想定したコア営業利益を大きく下回っていることから、2025年3月期の配当については、誠に遺憾ながら無配を予定しております。株主の皆様には、深くお詫び申し上げますとともに、早期の業績回復に努めてまいりますので、何卒ご理解の上、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

(注)本プレスリリースに含まれる将来の予測等に関する事項は、発表日現在において入手可能な情報による当社の仮定および判断に基づくものであり、既知または未知のリスクおよび不確実性が内在しています。したがって、業績・その他の将来の予測等に関する事項は、今後さまざまな要因によって本リリースの記載内容と大きく異なる結果となる可能性があります。

以上

報道関係者の皆さまからのお問い合わせ