印刷(PDF/192KB)はこちらから 2026年07月15日 医薬品
再生医療等製品「アムシェプリ」の創製が「第10回バイオインダストリー大賞」を受賞
住友ファーマ株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:木村 徹)及び株式会社RACTHERA(本社:東京都中央区、代表取締役社長:池田 篤史)は、京都大学との共同研究の成果である非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞「アムシェプリ®」(以下、本製品)の創製が「第10回バイオインダストリー大賞」を受賞したことをお知らせします。
同賞は、バイオサイエンス、バイオテクノロジーおよびバイオインダストリー分野における自然科学および人文・社会科学領域の研究・技術開発および産業化推進活動で、バイオインダストリーの発展に大きく貢献した、または今後の発展に貢献すると期待される業績を表彰するもので、今年で10回目を迎えます。今回の受賞では、世界初のiPS細胞由来再生・細胞医薬品となった本製品の創製が、基礎研究から社会実装までをシームレスに結びつけた産学連携の理想的なモデルを示すとともに、再生医療を持続可能なバイオインダストリーとして成立させる道筋を切り拓いた点が評価されました。
本製品は、2026年3月6日に日本での製造販売承認(条件及び期限付承認)を取得しており、本承認に向けて、製造販売後臨床試験により有効性及びさらなる安全性の確認を進めています。本製品を必要とする多くのパーキンソン病患者さんに一日も早くこの治療を届けて貢献できるよう、引き続き着実に取り組んでまいります。
【受賞テーマ】
再生医療等製品「アムシェプリ®」の創製
【受賞者】
住友ファーマ株式会社、株式会社RACTHERA、京都大学共同研究グループ
(他家iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞の研究開発グループ)
詳細は、一般財団法人バイオインダストリー協会(JBA)のウェブサイトをご覧ください。
https://www.jba.or.jp/entry/2026/07/002905/index.html
ご参考
「アムシェプリ®」について
本製品は、パーキンソン病に対する新たな治療法として開発された再生医療等製品であり、非自己iPS細胞を分化誘導することにより製造した、非凍結状態のドパミン神経前駆細胞です。ドパミンは神経伝達物質の一つで、ドパミン神経細胞の中で作られます。ドパミン神経前駆細胞は、ドパミン神経細胞に分化する手前の細胞です。2025年12月に希少疾病用再生医療等製品の指定を受け、2026年3月に日本において、レボドパ含有製剤を含む既存の薬物療法で十分な効果が得られないパーキンソン病患者の運動症状の改善を効能、効果又は性能として、製造販売承認(条件及び期限付承認)されました。
株式会社RACTHERAについて
住友化学株式会社(本社:東京都中央区、以下「住友化学」)と住友ファーマによる合弁会社であり、住友ファーマから再生・細胞医薬分野の知的財産等を承継して2025年2月1日より事業を開始しています。RACTHERAは、住友化学グループの再生・細胞医薬事業において研究開発の中核を担い、iPS細胞等を用いた革新的な治療法の実現に取り組んでいます。
iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞の製造技術について
本製品は、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団が提供しているiPS細胞ストックを原材料として、国立大学法人京都大学等が保有する分化誘導及び製造技術を用いています。また、製造工程の一部において、株式会社カン研究所(現エーザイ株式会社神戸研究所)で発見されエーザイ株式会社が保有する細胞純化技術を活用しています。
以上
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