飲食・栄養

Vol.17 春眠は暁よりも昼間の居眠り。

 

寝不足解消のちょっとした「居眠り」に、スッキリ爽やかな一日を過ごすヒントがありました。

冬眠があけたと思ったら春眠の季節。 いつもの寝不足も一段とこたえますね。 テレビに残業、勉強など、夜型生活が原因なのでは。 事実、昭和35年、夜10時以降に起きている人の割合は34%だったのに比べ、現在では80%に近いそうです。これでは昼間に眠たくなるのも当然のこと。眠気覚ましにコーヒーを飲んだり、ガムをかんだり、目薬をさしたり。睡眠を十分にとれない現代人の知恵ですね。しかしどうにもならない眠気には、居眠りが効果的。ほんの2、3分の居眠りでも、疲れをとり頭をリフレッシュするのだそうです。

眠気覚ましだけでなく、居眠りには「ひらめきの効果」もあるそうです。短時間の眠りは右脳を活性化し、直感的な感覚を高めます。かの有名なエジソンやレオナルド・ダ・ヴィンチも、居眠りの達人だったとか。さらに居眠りには「リラックスの効果」も。血圧を下げ、脈拍をおだやかにしてくれます。眠りも浅く、目覚めたときの切り替えも早い居眠り。時間を有効に活用するためにも、上手に取り入れたいものです。考えてみれば、毎日の生活に居眠りのチャンスは意外と多いはず。電車やタクシーの移動中、仕事の合間や食後のひととき、これからの季節は公園でのひと眠りも良いでしょう。さあ、春の心地いい居眠りで、スッキリ爽やかな一日を。

新聞掲載年月 1999年4月

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