暮らし

Vol.25 長寿サミットも沖縄です。

 

世界一の長寿地域と言われる沖縄。長寿で心も体も若々しい人々の生活習慣に注目しました。

サミット。それは、頂上の意。 かの沖縄は、世界一の長寿地域とも言われています。 今回は、その沖縄に学ぶ長寿の秘訣をご紹介しましょう。 この地域には「隠居」にあたる言葉がなく、80歳、90歳の人が現役で働く姿をあちらこちらで見かけます。年をとっても変わらず仕事に携わり、生きがいや目的意識をもって体を動かす、これが骨や筋肉の、そして心の老化を遅らせているのです。都会の人に多く見られる運動不足の生活は、年齢にかかわらず全身の老化の原因に。実年齢と体力年齢は必ずしも比例しないということです。

また、健康長寿を育てるカギを握るのが、沖縄の伝統的な食習慣。医食同源の思想が根付くこの地域では、食を「ヌチグスイ(命の薬)」といいます。事実、独特の調理法はまさに理想的。例えば、豚肉はお湯でゆがいて余分な脂をぬく。緑黄色野菜、海藻、豆類をふんだんに取りまぜて料理する。食材のだし汁を上手に利用して塩分をおさえる、などなど。沖縄料理に見られる、高たんぱく質・低カロリー・低塩分。これが長寿メニューの鉄則でもあるのです。季節は、スポーツ&食欲の秋。適度の運動と食生活のひと工夫で、長寿への道をスタートしませんか。

新聞掲載年月 2000年9月

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