暮らし

Vol.35 マイナスイオンが、体にプラス。

 

上手な呼吸法、そしていい空気の見分け方。私たちに身近な、空気と呼吸のお話です。

木々の緑が爽やかな、思わず深呼吸したくなる季節ですね。 そこで今回は、呼吸のお話。 まずは簡単なチェックです。大きく息を吸い込んでみてください。 今、あなたはロから吸いましたか、それとも鼻から。 ロという方は要注意、細菌やウイルスが喉を直撃する恐れがあります。吸うときは鼻から。鼻腔内の組織が菌の侵入を防ぎ、吸った空気を加湿して肺をスムーズに機能させてくれます。また胸式呼吸より、横隔膜を動かす腹式呼吸を。自律神経が刺激され、血行促進などの効果があるとも言われています。腹筋を使い、声を出して歌ったり、笑ったり。楽しいひとときが、腹式呼吸修得への第一歩です。

上手な呼吸法をマスターしたら、今度はいい空気の見分け方。そのカギを握るのが空気中を飛び回る電気エネルギー、空気イオンです。排気ガスなど汚れた空気に多く存在し、集中力低下、イライラなどの症状を起こすとされるのがプラスイオン。一方、自然の中、特に川辺や滝など水滴どうしがぶつかり合う場所に多く存在するのがマイナスイオン。疲労やストレスの軽減をはじめ、リラックス、病気に対する抵抗力の増加に有効だとも言われています。公園の噴水のそばを散歩するなど身近なところからも吸収できますよ。いい空気を、いい呼吸法で、思う存分吸い込んで、体の中まですがすがしい生活を満喫してください。

【注釈】

※マイナスイオンの効果については様々な研究がなされており、諸説があります。

新聞掲載年月 2002年5月

住友ファーマ公式YouTubeチャンネル 健康常備学

住友ファーマでは、皆さまの「より健やかで自分らしい生活」のご参考になることを願って、健康に関する身近な話題「健康常備学」をご提供しています。
*健康常備学は、弊社が1997年6月より新聞に掲載してきたものです。本コラムの記載内容は数値や組織名等を含め掲載当時のものであり、最新の内容と異なる場合がございます。