健康チェック

Vol.38 「似たもの夫婦」は、カラダもそっくり?!

 

更年期障害は女性だけの悩みではありません。夫婦一緒に、元気な毎日を送りたいものです。

11月22日は、いい夫婦の日。 「似たもの夫婦」という言葉もありますが、夫婦というのは趣味や性格がだんだん似てくるものですよね。 さて今年の9月、イギリスで夫婦に関する興味深い報告がありました。 その内容は、「夫婦というものは、かかる病気まで似ている」というもの。例えば胃潰瘍は約2倍、高脂血症は約1.4倍の割合で、片方だけよりも夫婦2人が揃って患う可能性が高いそうです。連れ添って生きるということは、長い間寝食を共にするということ。自ずと体質が似てくるというのも納得ですね。

ところで、みなさんは「男性の更年期障害」をご存知ですか。更年期障害は女性だけの病気と思いがちですが、今や夫婦共通の悩み。主な症状は疲労感、抑うつ、精力や性欲の減退、肩こりなど。女性と同じでホルモンバランスの乱れによるもので、50代に多いそうです。男女とも更年期障害を上手に乗り越えるには、まず歩く事。ウォーキングは筋肉への血液循環を増すとともに、症状の一つである骨粗鬆症の予防にもなりますよ。また憂鬱な気分になる事も多いこの病気には、パートナーからの気遣いもいい薬。普段から思いやりを忘れずに心も体も健康な、似たもの夫婦を目指しましょう。

新聞掲載年月 2002年11月

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