その他

Vol.43 痛風の美味い防ぎ方。

 

痛風は、足などの関節に尿酸がたまって炎症を起こす病気。対策を講じてはいかがでしょう。

ビールが美味しい季節です。 汗をかいた後の一杯がたまらない、という方も多いのでは。 でも、今回はそんな方にちょっと耳の痛いお話です。 汗とビール、これは痛風につながる、あまり良くない組み合わせ。 そもそも、痛風とは足などの関節に尿酸がたまって炎症を起こす病気。アルコールは体内で分解されるときに尿酸が作られます。中でも、ビールには尿酸の素となるプリン体が多く含まれているので、飲み過ぎは×。特に、汗で体内の水分が不足している時には、アルコール等の摂取によって、体内の尿酸の濃度が急上昇しやすいのでご用心を。また、魚の干物や肉のレバーなど、プリン体を多く含む食品をビールのあてにするのも、ほどほどに。

ところで、プリン体は調理法で減らせるのをご存知ですか。水に溶けやすい性質のプリン体は、一度茹でてから調理することで抑えることができるんです。また、ホイル焼きも◎。中にキッチンペーパーを敷くことで、プリン体や油が吸収され、ヘルシーメニューに。プリン体だけでなく、摂取する総カロリーを減らすことも予防につながるので、食べ過ぎは禁物です。食事以外には、軽い運動も効果的。夏の夜、星を眺めながらウォーキングなんていうのもいいですね。痛風は、対策次第でずいぶん予防できる病気。生活をきちんと見直して、元気に夏を乗り切りましょう。

新聞掲載年月 2003年8月

住友ファーマ公式YouTubeチャンネル 健康常備学

住友ファーマでは、皆さまの「より健やかで自分らしい生活」のご参考になることを願って、健康に関する身近な話題「健康常備学」をご提供しています。
*健康常備学は、弊社が1997年6月より新聞に掲載してきたものです。本コラムの記載内容は数値や組織名等を含め掲載当時のものであり、最新の内容と異なる場合がございます。