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Vol.58 あなたの4%はお元気ですか?

 

「ミネラル」とは、いったい何なのでしょう。体に欠かせないミネラルの秘密に迫ります。

暑くなると水分補給にミネラルウォーターが手放せない、という方も多いのではないでしょうか。 実は、ミネラルウォーターと呼べるのは「ミネラルが溶け込んだ地下水」だけ。ご存知でしたか。 それ以外の水は、品名を「ナチュラルウォーター」や「ボトルドウォーター」などと表示し、区別しています。では、「ミネラル」とは何でしょう。人の体は、元素まで分解してみると、炭素・水素・酸素・窒素で全体の約96%を占めています。残り4%にあたるカルシウムやマグネシウム、鉄などがミネラルです。体全体から見れば少量ですが、必要な栄養素のひとつです。

ミネラルは体内で作ることができないため、ふだん私たちは食物から摂取しています。ところが近年、野菜に含まれるミネラルだけでは十分とは言えなくなっています。原因は様々ですが、意識してミネラルを摂るように心がけましょう。例えば青魚や海草、大豆などがおススメです。また、精製された白米や上白糖に比べ、玄米や黒砂糖など精製度の低い食品も、ミネラルを多く含んでいます。本格的な夏が来る前に、ミネラルをバランスよく摂って体調を整えておきましょう。

新聞掲載年月 2007年6月

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