暮らし

Vol.64 いい一日を、いただきます。

 

朝食は体のだるさを解消し、脳を活性化します。家族で朝食を楽しみ、いい一日のスタートに。

布団のぬくもりが恋しいこの季節。 「おはよう」の挨拶も朝ごはんも無しに出かける人も多いのでは。 朝食は英語でbreakfast。 その語源は、断食(fast)を破る(break)ということに由来します。 朝食を摂ると、眠っている間に下がっていた体温が上がり、身体のだるさが解消されます。また、食事によってブドウ糖が脳に送られ、脳の働きが活性化。集中力が上昇します。朝食はまさに、朝の眠気やだるさを打ち破る大切な食事なのです。また、朝食を摂ることで知能テストの成績が向上するという研究結果もあり、朝食教育に力を入れる学校が増えてきています。

朝食は、子どもたちだけに関わる話ではありません。朝食を抜くと昼・夕食時に糖の吸収と血糖上昇が集中。糖尿病の傾向がある方は注意が必要です。また、朝食欠食が習慣化すると、血圧や血清コレステロール値が上がり、肥満や生活習慣病につながる可能性もあります。朝食はお父さんお母さん世代にも深い関係があるのです。理想的な朝食は、「炭水化物」、「タンパク質」、「ビタミン類」などをバランスよく摂ること。そして、そこに「家族との会話」が加わるとさらに良いですね。家族で一緒に朝食を楽しむことが、何よりの栄養になるのではないでしょうか。

新聞掲載年月 2009年2月

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