健康チェック

Vol.66 ムシできない、虫歯の話。

 

虫歯菌は人から人へうつることをご存知ですか?今回は、虫歯にまつわるお話をご紹介します。

もうすぐ敬老の日。 年齢を重ねても、自分の歯で食欲の秋を楽しみたいものです。 最近の研究では、人間が満足に食事をするのに必要な歯は20本といわれています。 しかし、80歳で自分の歯を20本以上持つ人は、5人に1人ほどしかいません。ちなみに、江戸時代に74歳まで生きた徳川家康も入れ歯をしていたとか。歯を失う原因のひとつは虫歯ですが、予防には口の中にある糖を減らすことが大切です。歯磨きをするのはもちろん、だらだらと間食をしない、食事以外のときに摂る飲み物は糖分を含まないものにするなど、日ごろからの心がけをお忘れなく。

ところで、虫歯菌は人から人へうつることをご存知ですか?虫歯菌の代表格「ミュータンス菌」は、実は生まれたばかりの赤ちゃんの口には存在しません。家族でスプーンを共用したりするうちに、うつってしまうそうです。虫歯菌は歯に定着する性質があるので、赤ちゃんに乳歯が生え始めたらご注意ください。虫歯菌をうつさないために、ご家族は虫歯を治療し、口の中を清潔な状態に保ちましょう。また、子供が歯磨きを覚えてからも、大人による仕上げ磨きをおすすめします。家族で虫歯予防に取り組み、白い歯のこぼれる明るい毎日をお過ごしください。

新聞掲載年月 2009年9月

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