暮らし

Vol.68 アレ?と首をかしげる前に。

 

「寝違え」の経験はありませんか。痛みがひどいと日常生活や仕事にも支障が出て困りますね。

朝起きたら首が痛くて回らない。 そんな「寝違え」の経験はありませんか。 痛みがひどいと、着替えなどの日常生活や 仕事にも支障が出て困ってしまいますね。 寝違えは、冷えや疲れなどで凝り固まった首の筋肉に、睡眠中の無理な姿勢がさらなる負担となって起こる現象。筋肉の奥深くで筋繊維が傷ついて炎症や内出血を起こしているのです。早く治そうとつい触ってしまいがちですが、マッサージやストレッチはNG。なるべく首や頭を動かさないよう気をつけ、痛みのあるうちは運動も控えましょう。

温めるか冷やすか迷うところですが、寝違えは筋肉の炎症状態なので、まずは冷やすこと。温めて血の巡りを良くするとかえって悪化することがあります。入浴もあまりおすすめではありません。冷湿布や保冷枕を患部に当てて痛みを和らげましょう。寝違えをよく繰り返す人は、枕の高さに原因があることも。頭を乗せて横向きに寝た状態で、眉間から鼻、胸のラインが床面と平行になるように枕の高さを合わせましょう。普段の何気ない姿勢のクセが首の負担になることもあります。バックをいつも同じ肩に掛けたり、パソコンや家事の際に前屈みになっていないかチェックしましょう。寝苦しい夏がくる前に、間違えのない寝違え対策、はじめませんか。

新聞掲載年月 2010年7月

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