老化

Vol.70 クマ出没注意!

 

一口にクマと言っても、実は「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」と種類が色々あるのです。

新年会や挨拶回り、あるいは受験勉強。 新年早々お疲れ気味で、目の下に「クマ」ができていませんか。 目元は見た目の印象を左右する大事な部分。 歌舞伎には役の性格を目元の色で表す「隈取」というものがあります。 紅は正義や若さ、青は邪悪や老い。 この隈取が「クマ」の語源とも言われていますよ。さて一口にクマと言っても、実は色と原因によって「茶クマ」「青クマ」「黒クマ」と種類が色々あるのです。茶クマは紫外線や摩擦による刺激でメラニン色素が皮膚に沈着してできます。アイメイクを落とす時はこすらずそっと優しく。ビタミンCを含む果物や野菜は色素生成を抑えてくれるのでおすすめです。

青クマは寝不足や目の疲れ、ストレスなどによる血行不良が原因。酸素不足の青黒い血液が目の下に滞ることで現れます。目元の皮膚は非常に薄いため、血液の色が透けやすいのです。予防と対処には血行の改善が一番。蒸しタオルや入浴がよいでしょう。目が疲れても、目元をこするのは茶クマの原因となるので要注意ですよ。クマが長引く場合は何らかの疾患が疑われます。お気をつけください。最後に黒クマ。これは加齢によるたるみで、目の下のくぼみに影ができた状態。目元の筋肉を鍛えるのがおすすめです。 さあ今年の目標は「クマの出ない生活」でいかがでしょう。

新聞掲載年月 2011年1月

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