飲食・栄養 暮らし 健康チェック

Vol.75 迷わず進めが迷う原因。

 

前に来た場所なのに迷ってしまった…。いわゆる方向音痴。日本人の約4割が自覚しているそうです。

おでかけにいい季節ですね。 みなさん、前に来た場所なのに迷ってしまった…なんてことはありませんか。 いわゆる方向音痴。日本人の実に約4割が自覚しているそうです。 ところで、人は一度訪れた場所について頭の中に地図を描き、次回訪れる際に活かしています。その名も「認知地図」。この認知地図には、大きく二つのタイプがあります。ひとつは上空から見下ろしたような地図を頭に描くタイプ。大体の方向を把握しやすいことが特徴です。もうひとつは、道に立った目線の風景で地図を描くタイプ。曲がり角を一度間違うと、方向感覚の修正がきかず道に迷いやすくなります。さて、あなたはどちらのタイプですか。

方向音痴を自覚している方も、ご心配なく。一度来た道を迷わないために、まずは目印に注意を払うことです。要所にある店や看板などを覚えておきましょう。また、人は交差点が直角に交わっているものと思いがち。その認識のズレが、出発点と現在地の位置関係のズレにつながります。迷わないためには最初の一歩が肝心。出発前に地図の確認をお忘れなく。最後に、とっておきの方法を伝授しましょう。それは、早めに人に聞くということ。せっかくのいい季節です。出かけようかと迷うことなく、外出を存分にお楽しみください。

新聞掲載年月 2012年5月

住友ファーマ公式YouTubeチャンネル 健康常備学

住友ファーマでは、皆さまの「より健やかで自分らしい生活」のご参考になることを願って、健康に関する身近な話題「健康常備学」をご提供しています。
*健康常備学は、弊社が1997年6月より新聞に掲載してきたものです。本コラムの記載内容は数値や組織名等を含め掲載当時のものであり、最新の内容と異なる場合がございます。