暮らし

Vol.101 巣ごもりの代償「大」です。

 

ここ最近、便秘がちになったという方はいませんか?昨今の自粛生活は便秘になる条件が揃っているのです。

さて、今回は “つまらない”話をします。最近になって「巣ごもり便秘」という言葉が生まれました。新しい生活様式は、どうやら排便リズムに影響を与えるようなのです。まず考えられる原因は、長引く自粛によるストレス。自律神経の乱れを引き起こし、腸の動きが弱まってしまいます。また、以前よりも少食になったという方はいませんか?一定の食事量がないと便秘を招きやすいので気を付けたいですね。さらに運動不足にも要注意。特に腹筋の力が低下すると、直腸の便が肛門へしっかり送られず、きれいに出し切ることが難しくなるのです。

便秘の悩みは今も昔も変わらず、例えば豊臣秀吉の正室ねねも苦しんだそう。対策として手軽なのは、朝一番に冷たい水を飲むこと。空っぽの胃を刺激して腸を動かし、自然な便意を促す効果がありますよ。また、トイレでいきむときはロダンの彫刻「考える人」のような前傾姿勢がオススメ。おなかが曲がると排便の妨げになりそうですが、実は逆。便の通り道が真っすぐになり、おなかに圧もかかり、スムーズな排便に繋がるのでお試しあれ。さあ、長い冬もようやく終わり。ウンチのステイホームに注意して、スッキリと春を迎えたいですね。

新聞掲載年月 2021年3月

住友ファーマでは、皆さまの「より健やかで自分らしい生活」のご参考になることを願って、健康に関する身近な話題「健康常備学」をご提供しています。
*健康常備学は、弊社が1997年6月より新聞に掲載してきたものです。本コラムの記載内容は数値や組織名等を含め掲載当時のものであり、最新の内容と異なる場合がございます。