赤ちゃん・子どもによる薬の誤飲を防ぐために

監修:明治薬科大学 薬学部 教授 石川 洋一 先生

小児の医薬品誤飲事故は毎年発生して後を絶ちません。
原因物質の中でも、特に医薬品は向精神薬や血圧降下薬など薬理作用を持つものであり、重症化することや入院が必要な事例も起こります。
子どもの誤飲を防ぐのは、私たち大人の責任です。
小児誤飲予防のポイントを知って、私たちの力で小児の安全を守って行きましょう。

医薬品誤飲防止のチェックポイント

1.くすりは子どもの見てないところで飲む。2.子どもから見えない手の届かない場所にチャック袋、密閉容器などに入れて保管。3.くすり箱は開けたらすぐに閉める。4.くすりの蓋はしっかり閉める。5.くすりの保管場所の踏み台になるようなものは片づける付ける。6.くすりは甘い味であってもジュースやお菓子ではないことを理解させる。7.くすりをお菓子の箱にいれない。8.おじいちゃん、おばあちゃんのくすりにも注意する。

チェック票のダウンロードはこちら(PDF形式)

もし誤飲してしまったら…

なるべく早く近隣の小児科、相談機関に連絡。

相談に必要な情報 ・くすりの名前・いつ、どれくらい飲んだか・子どもの年齢、状態、病院に行く時に持参するもの ・誤飲したくすりの現物(空になったレシートも全て)・お薬手帳(誤飲したくすりの手帳も含む)、状況をスマートフォン等で撮影しておくと便利!
主な相談機関 少に救急でんわ相談#8000(お住まいの都道府県相談窓口に自動転送)

出典:厚生労働省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html