

患者さんとそのご家族の支援活動2019
入院中の子どもたちを支えるために
住友ファーマでは、疾患に関する情報を患者さんやそのご家族に提供したり、患者さんの治療を支援したりしています。
2019年8月
住友ファーマは、"Innovation today, healthier tomorrows"というスローガンのもと、「患者さんやご家族の一人ひとりが、より健やかに、自分らしく過ごせるように」という想いで社会貢献活動に取り組んでいます。
当社は、2015年度から患者支援活動の一環として、従業員ボランティアを募り、キワニス※ドールの作成を年に1回実施しています。
2019年度も40名の従業員ボランティアとそのご家族の手で、計100体のキワニスドールが完成し、寄贈先である西宮キワニスクラブを通じて、入院中の子どもたちの元に届けられました。
医師がドールの部位を指差しながら子どもたちの病状を聞き取ったり、手術の説明をしたりするなど、キワニスドールは診察や治療をスムーズに進めるために役立てられています。子どもたちは、これから受ける治療の説明をドールを使いながら受けると、怖さや不安が和らぎ、治療を受け入れやすくなるようです。また、ドールに好きな色を塗って、顔や洋服を描いて遊ぶことができ、「小さなお友達」となって入院中の子どもたちをそばで支え、退院時には持ち帰って大切にする子どもたちも多いと聞いています。
※ キワニスとは、アメリカのデトロイト周辺に住んでいた先住民の言葉「NUN-Kee-Wan-is」(皆一緒に集まる)に由来し、世界のキワニスクラブでは「Serving the Children of the World」を合言葉として、未来を担う子どもたちのための奉仕活動をしている。
キワニスドールを作ることで、病気とたたかう子どもたちと医療関係者の方々とのコミュニケーションが円滑になること、そしてドールと一緒に少しでも早く退院できることを期待しているよ。
病気やけがで入院している同世代の仲間を励ます方法の一つとして、心を込めた手作りのドールをプレゼントする方法もあるんだね。