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環境保全活動 2023

環境保全活動

「住友ファーマの森」における「フクロウの森保全プロジェクト」完遂!

住友ファーマは「生物多様性保全に資する地域活動への積極的な参加」を中期環境目標の一つに掲げています。そして、主要な事業場を中心に、自治体や地元のNPO法人等と協働して環境保全活動などの社会貢献活動に取り組んでいます。

生物多様性保全につながる活動の一つとして、2015年10月から2020年9月まで、大阪府岸和田市が推進する環境保全活動である「フクロウの森再生プロジェクト」に参画しました。岸和田市三ヶ山町にある0.45ヘクタールの里山林を「住友ファーマの森」と命名。この地域の生態系ピラミッドの頂点にあるフクロウが生息できる豊かな自然環境を再生・維持することを目的に、5カ年計画を立て、責任を持って里山としての良好な環境を形成することに努めました。

近年、竹林の拡大によって森林が荒れることが深刻な問題となっています。そこで、竹林を伐採し整備を継続した結果、森に太陽光が入り、多くの種類の昆虫や動植物が出現してきました。今では「住友ファーマの森」の近くに設置された巣箱にフクロウが戻ってきていることもわかり、生態系が戻りつつあります。当社はこの生態系を維持・改善するために、2020年10月から2023年9月まで「フクロウの森保全プロジェクト」を実施し、同地域の環境保全活動を継続しました。

本活動は一定の効果が認められたことから2023年9月で終了しましたが、フクロウが生息できる豊かな自然環境を再生・維持するという共通の目標を持って、800名以上の従業員等が参画した非常に有意義な活動となりました。

現在の日本では、森林の維持管理の担い手が不足しており、持続可能な森林の保全体制として、行政・企業・地域が協力して再生に取り組むことが重要です。当社の活動が、皆さんが環境について考えたり活動に参加したりするきっかけになればうれしく思います。

竹を伐採し、竹林を整備している様子

作業前

作業後

最終作業日のメンバー

「住友ファーマの森」の看板