国内営業・マーケティングにおけるデジタルテクノロジーの活用/DXの推進

国内の営業活動において、これまでのMR(医薬情報担当者)による情報提供活動にAIやVR(Virtual Reality)などのデジタル技術を取り入れるとともにデータを活用したDXを加速しています。
AIを用いた製品需要予測モデルの構築、営業やマーケティング活動を通して得られたデータの高度な分析やシミュレーション、最新のプログラミング技術を用いたMR内勤業務の自動化ツールの作成など、さまざまなデジタル技術を駆使しながら新しい営業スタイルの確立を目指しています。

住友ファーマ オンラインMR
オンライン専任MRによる情報提供活動

オンライン会議システム等を用いて直接医師と対話するオンライン専任MR「住友ファーマ オンラインMR」による情報提供を行っています。当社の医療関係者向けサイトのチャットボットを通じて面談予約をしていただくことで、好きな時間に場所を選ばず面談が可能です。面談当日は、MR資格を持ち、各領域の専門研修を受けた経験者が対応しています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等の環境変化に対して 、従来からの訪問とデジタル技術を用いたMR活動のハイブリッド化と合わせ、医療関係者のニーズに柔軟に対応していきます。

vMR バーチャルMR

当社の医療関係者向けサイトで、当社製品や製品に関連する疾患情報について3人のオリジナルキャラクター「vMR®」が説明します。vMRは、年齢、性格、趣味などを細かく設定し、表情や動きがあることで実際のMRが話しているような人の温かみももたせてわかりやすく、情報提供を行っています。vMRのキャラクター音声収録やモーションキャプチャーも東京本社内の"メディアスタジオ"で行っており、コンテンツ制作の内製化を実現しています。

XR(Extended Reality:VRやAR(Augmented Reality)等を含む仮想空間技術の総称)の活用

MRと医療関係者のコミュニケーションのさらなる円滑化およびCOVID-19の影響による医療機関への訪問規制などへの対応を目的に、XRを活用したコミュニケーション基盤の構築に向けて、新たな取り組みをKDDI株式会社と開始しており、スマートグラスを含めたXRで活用可能な医薬品情報の3D映像コンテンツなどの制作やバーチャルコミュニケーションスペースの構築を目指しています。
また、2021年3月より当社医療関係者向けサイトに「medical XR - 最新技術によって実現可能になる医療 - 」を公開しました。今後、医療分野で活用されているXRの最新事例や論文、各技術の特徴などを随時紹介し、医療とXRが患者さんと医療関係者の双方にとって価値あるものになるように貢献していきます。

VR(Virtual Reality)を活用した新たな情報提供活動

医薬品による治療以外に、患者さんや介助者、医療関係者を支援することを目的として、リハビリ支援のためのウェブコンテンツやモバイルアプリ、VRコンテンツなど、新たな方法での支援に取り組んでいます。パーキンソン病およびレビー小体型認知症の情報提供においては、MRによるVRを用いた情報提供活動を展開しています。
患者さん・介助者が病状を理解し、医療関係者との共通認識による円滑なコミュニケーションを図るための一助としてVRコンテンツによる情報提供を開始しました。

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