印刷(PDF/168KB)はこちらから 2023年07月11日 企業

米国グループ会社の再編完了およびSumitomo Pharma America, Inc.発足のお知らせ

住友ファーマ株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:野村 博)は、2023年4月3日に「米国グループ会社の再編に関するお知らせ」にてお知らせした再編が完了し、7月1日付でSumitomo Pharma America, Inc.(以下「SMPA」)が発足し、業務を開始しましたので、お知らせします。

SMPAは、精神神経、がん、泌尿器科、婦人科、希少疾患、細胞および遺伝子治療にわたる領域において、アンメット・メディカル・ニーズに対応した事業活動を行います。

SMPAは、6つの販売製品と、初期から後期までの強力な開発パイプラインを有しており、2024年3月期第2四半期には、精神神経、泌尿器科の領域においてそれぞれフェーズ3試験のトップラインデータが得られる予定です。また、SMPAは、先進的な独自のDX技術を有しており、開発および販売活動に活用します。

当社の代表取締役社長である野村 博は、次のように述べています。「米国子会社再編を完了し、SMPAが発足したことをうれしく思います。SMPAは、当社グループの成長エンジンとして、基幹3製品(進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」、過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」)の早期価値最大化に最注力します。これらの革新的な製品で北米の患者さんの治療に貢献するとともに、世界中の患者さんのニーズに対応した製品開発を推進します。今回の再編により、より一層強固で収益性の高い企業として長期的な価値を社会に提供できると信じています」

SMPAの社長兼CEOであるMyrtle Potter(マートル・ポッター)は、次のように述べています。「SMPAは、医薬品の開発、ビジネス、サイエンス、テクノロジーの分野における優秀な人材で構成されており、製薬業界において先進的なグローバルチームの一つとして活動していきます。SMPAは、販売製品および開発品の価値を最大限に高め、患者さんの治療に大きな貢献をもたらす新たな治療選択肢を提供することを目指します」

ご参考

Sumitomo Pharma America, Inc.(SMPA)の概要

SMPAは、Sunovion Pharmaceuticals Inc.、Sumitomo Pharma America Holdings, Inc.、Sumitomo Pharma Oncology, Inc.、Sumitovant Biopharma, Inc.、Myovant Sciences, Inc.、Urovant Sciences, Inc.、Enzyvant Therapeutics, Inc.の米国グループ会社7法人の機能と人材を集約することにより、2023年7月1日に発足しました。傘下にSpirovant Sciences, Inc.を保有します。

  • 所在地:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ
  • 従業員数:1,703名(2023年7月1日現在)

販売製品

  • 進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」、過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」)、抗てんかん剤「アプティオム」、先天性無胸腺症治療剤「リサイミック」(他家培養胸腺組織)、非定型抗精神病薬「ラツーダ」を有しています。
  • SMPAのCEO of Biopharma CommercialであるAdele Gulfo(アデル・ガルフォ)は、次のように述べています。「SMPAは、卓越した人材と経験豊富な部門横断的なチームによって、重大な疾患領域における健康上の課題解決を支援する体制が整っています。SMPAの基幹製品である「オルゴビクス」「マイフェンブリー」「ジェムテサ」を含む幅広い製品ポートフォリオは、私たちの事業成長をけん引するとともに、将来への投資の原動力となります」

開発パイプライン

  • 精神神経領域、がん領域、その他領域において、低分子化合物および再生・細胞医薬を含む多数の開発パイプラインを有しています。当社とPsychoGenics社が共同で創製したulotarontは、大塚製薬株式会社と共同で統合失調症を対象に米国でフェーズ3試験を実施中であり、大うつ病補助療法および全般不安症を対象とした開発も進めています。
  • SMPAのChief Medical OfficerであるArmin Szegedi(アーミン・セゲディ)は、次のように述べています。「SMPAは、精神神経領域、がん領域、その他領域において、30以上のアセットを保有し、数十件の臨床試験を実施しており、強固でバランスのとれた開発パイプラインを保有しています。ulotarontを含め、さまざまな疾患に対する革新的な治療法の開発に携わることができることをうれしく思います」
  • SMPAのChief Oncology Development OfficerであるJatin Shah(ジェイティン・シャー)は、次のように述べています。「SMPAは、強固な創薬基盤およびトランスレーショナルリサーチ研究により、革新的でベストインクラスの抗がん剤の開発に取り組んでいます。当社は、骨髄線維症を対象としているTP-3654(選択的経口PIM1キナーゼ阻害剤)、急性白血病を対象としているDSP-5336(メニンタンパク質とMLLタンパク質との結合を阻害する低分子経口剤)を含む抗がん剤プログラムの早期開発を推進します」

経営陣

  • SMPAのリーダーシップチームは、多岐の分野においてライフサイエンスの深い専門知識を持つ業界をリードする専門家で構成されています。SMPAのリーダーシップチームの詳細は、SMPAの新しいウェブサイトhttps://www.us.sumitomo-pharma.comをご覧ください。

以上

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