Research Collaborations, In-licenses and Acquisitions 研究提携および導入・買収

継続的な新薬創出に向けて

国内外の大学を含む研究機関との研究提携、革新的技術を有するベンチャー企業への投資、開発パイプラインの拡充・強化に向けた戦略的投資による買収や開発品の導入などを積極的に推進しています。

ベンチャー投資・出資

バイオベンチャーファンドへの投資をはじめ、いろいろな形で情報収集を行っています。

投資先 投資分野
アポジット・ヘルスケア・ファンド 創薬などのライフサイエンス分野、ヘルスケアサービス分野
バイオベンチャーファンドへの投資に関するお知らせ(PDF/127KB)
レミジェス・バイオファーマ・ファンド 医薬品の研究開発などのライフサイエンス分野
新規ベンチャーファンドへの出資に関するお知らせ(PDF/141KB)
デフタ・ヘルスケア・テクノロジーズ・エルピー 先端医療・再生医療、次世代医療機器、ヘルスケアIoT・ICT
先端医療事業開発投資事業組合への出資に関するお知らせ(PDF/132KB)
MPM Oncology Innovations Fund がん領域において新薬候補化合物の初期研究開発をするアカデミアやベンチャー企業
がん領域におけるベンチャーファンドへの出資に関するお知らせ(PDF/214KB)
Kicker Ventures I, L.P. デジタル・セラピー、スマートデバイス、データ解析・AI、個別化医療、最先端治療デバイス・医薬品等のデジタルヘルスケア技術を活用して、主に米国・カナダ・日本でビジネスを展開するベンチャー企業
ベンチャーファンドへの出資に関するお知らせ(PDF/88KB)

主な共同研究

国内外の大学を含む研究機関と行っている主な共同研究をご紹介します。また、公募型オープンイノベーション活動「PRISM」を実施し、国内の大学や研究機関、企業の皆様からの独創的なアイデアを募集して当社の創薬研究ニーズとマッチした共同研究を行うことで、新薬創出を推進しています。

共同研究先 研究内容
北里研究所 薬剤耐性(AMR:Antimicrobial. Resistance)菌感染症治療薬の創製を目的として、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授の創薬グループと共同研究(KS-Project)を行っています。本共同研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)」に係る研究開発課題として採択されています。
京都大学iPS 細胞研究所
  1. 遺伝子の変異に起因する難治性希少疾患の一つに焦点を当て、その疾患特異的「人工多能性幹細胞」(iPS 細胞)を用いて、産学協同して病気が進行するメカニズムを解明します。そして患者さんに特有の疾患関連シグナルを同定してその経路を阻害する治療薬を探索する計画です。これにより、患者さんの病気の進行を抑える画期的な治療法を創成することを目指します。
  2. 非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を用いた世界初となるパーキンソン病の治療法の実用化に向けて、共同して研究開発に取り組んでいます。
京都大学iPS細胞研究所・株式会社日立製作所 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業において、非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞を用いた世界初となるパーキンソン病の治療法の実用化に向け、ドパミン神経前駆細胞の生産方法の確立等に関する基盤技術および評価手法の開発に取り組んでいます。
株式会社ヘリオス 網膜色素上皮裂孔等の眼疾患を対象としたiPS細胞由来網膜色素上皮細胞(RPE細胞)を用いた国内における共同開発を行っています。
慶應義塾大学、国立病院機構大阪医療センター 産官学連携の「再生医療実現拠点ネットワークプログラム」において、慶應義塾大学(岡野栄之教授)のプロジェクト「iPS細胞由来神経前駆細胞を用いた脊髄損傷・脳梗塞の再生医療」に、国立病院機構大阪医療センターとともに分担機関として参加し、脊髄損傷に対するiPS細胞由来神経前駆細胞の移植治療を目指しています。
理化学研究所、神戸アイセンター病院 基礎研究において住友化学株式会社が理化学研究所と共同でヒトES細胞から立体網膜の形成に世界で初めて成功しており、当社はこれを引き継ぎ、神戸アイセンター病院と共同でiPS細胞由来の立体網膜を用いた網膜色素変性の治療の実用化を目指しています。
東京慈恵会医科大学、バイオス株式会社 iPS細胞を用いた「胎生臓器補完法」による腎臓再生医療の共同研究・開発などに取り組んでおり、早期の腎臓再生医療の実現を目指しています。
カルナバイオサイエンス株式会社 カルナバイオサイエンスがこれまでに培ってきたキナーゼ阻害剤創製のノウハウおよび当社の精神神経領域における創薬研究のノウハウをもとに、精神神経疾患を対象とした新規キナーゼ阻害剤の創製を目的とした共同研究を行っています。
メディシン・フォー・マラリア・ベンチャー(MMV) マラリアの治療薬候補化合物の同定を目指した共同研究を行っています。本共同研究は、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund:Global Health Innovative Technology Fund)の助成案件に選定されています。
愛媛大学等 新規マラリアワクチン(マラリア発病阻止ワクチン、マラリア伝搬阻止ワクチン、マラリア感染阻止ワクチン)の研究開発を行っています。
医薬基盤・健康・栄養研究所 ほとんどのインフルエンザウイルスに対し幅広い効力を持つインフルエンザワクチン(ユニバーサルインフルエンザワクチン)の共同研究を行っています。

戦略的提携・買収

世界の動向に目を向け、戦略的投資により開発品を獲得することで、積極的に開発パイプラインの拡充・強化を進めています。
ここでは買収時点での開発品の状況を記載しています。

エンジバント社(現 スミトモファーマ・アメリカ社)(米国)〈買収:2019年12月〉

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一般名/開発コード 予定適応症 地域 開発段階 (買収時)
RVT-802 小児先天性無胸腺症 米国 申請(2019/4)
審査結果通知受領(2019/12)

Roivant Sciencesとの戦略的提携に関する手続きの完了について(PDF/116KB)

ユーロバント社(現 スミトモファーマ・アメリカ社)(米国)〈買収:2019年12月〉

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一般名/開発コード 予定適応症 地域 開発段階 (買収時)
ビベグロン 過活動膀胱 米国 申請(2019/12)
前立腺肥大症を伴う過活動膀胱 米国 フェーズ3
過敏性腸症候群関連疼痛 米国 フェーズ2

Roivant Sciencesとの戦略的提携に関する手続きの完了について(PDF/116KB)

マイオバント社(現 スミトモファーマ・アメリカ社)(米国)〈買収:2019年12月〉

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一般名/開発コード 予定適応症 地域 開発段階(買収時)
レルゴリクス 子宮筋腫 米国 フェーズ3
子宮内膜症 米国 フェーズ3
前立腺がん 米国 フェーズ3

Roivant Sciencesとの戦略的提携に関する手続きの完了について(PDF/116KB)

主な導入・提携品

導入・提携にあたっては、精神神経領域および糖尿病領域・希少疾病領域を中心に、後期開発段階の品目を優先して幅広く検討しています。
ここでは導入・提携時点での予定適応症等の状況を記載しています。

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社(日本)〈導入・提携:2025年5月〉

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製品名/一般名/開発コード 適応症/予定適応症 契約対象地域 開発段階(導入・提携時)
オゼンピック 2型糖尿病 日本 承認済

ノボ ノルディスク ファーマと住友ファーマ、日本国内における2型糖尿病治療薬 「オゼンピック皮下注」のプロモーション提携契約締結のお知らせ(PDF/353KB)

ヤンセンファーマ株式会社(日本)〈導入・提携:2025年1月〉

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製品名/一般名/開発コード 適応症/予定適応症 契約対象地域 開発段階(導入・提携時)
ゼプリオン
ゼプリオンTRI
統合失調症 日本 承認済

持効性抗精神病剤「ゼプリオン」及び「ゼプリオンTRI」の日本における販売提携に関する契約締結のお知らせ(PDF/146KB)

JCRファーマ株式会社(日本)〈導入・提携:2023年4月〉

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製品名/一般名/開発コード 適応症/予定適応症 契約対象地域 開発段階 (導入・提携時)
イズカーゴ ムコ多糖症II 型 日本 承認済

遺伝子組換えムコ多糖症 II 型治療剤「イズカーゴ®点滴静注用 10mg」の 日本における共同プロモーションに関する契約締結のお知らせ(PDF/142KB)

JCRファーマ株式会社(日本)〈導入・提携:2022年3月〉

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製品名/一般名/開発コード 適応症/予定適応症 契約対象地域 開発段階(導入・提携時)
アガルシダーゼ ベータBS ファブリー病 日本 承認済

遺伝子組換えファブリー病治療剤アガルシダーゼ ベータ BS 点滴静注「JCR」の日本における販売提携に関する契約締結のお知らせ (PDF/139KB)

ノバルティスファーマ株式会社(日本)〈導入・提携:2019年5月〉

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製品名/一般名/開発コード 適応症/予定適応症 契約対象地域 開発段階(導入・提携時)
エクア
エクメット
2型糖尿病 日本 承認済

糖尿病治療薬「エクア」および「エクメット」の日本における共同プロモーションおよび販売提携契約締結のお知らせ (PDF/170KB)

ポクセル社(フランス)〈導入・提携:2017年10月〉

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製品名/一般名/開発コード 適応症/予定適応症 契約対象地域 開発段階(導入・提携時)
イメグリミン塩酸塩 2型糖尿病 日本・中国およびアジア11カ国 フェーズ2終了

2型糖尿病治療剤の候補化合物Imegliminに関する日本・中国を含むアジア13カ国における開発・販売提携のお知らせ(PDF/176KB)