Medical Affairs メディカルアフェアーズ
「ニーズは現場にあり」自社医薬品の真の価値の提示
当社は、患者さんとそのご家族、医療関係者の方々のニーズを的確に捉え、そのニーズに応えることのできる客観性、公平性、信頼性、そしてエビデンスレベルの高い情報を創出・提供・発信すべく、メディカル活動をしています。
医薬品は化合物情報に、市販後の情報(エビデンス)が追加・付加されることで価値が高まっていきます。患者さんとそのご家族、医療関係者の方々にとって十分に満たされていない医療ニーズ「アンメット・メディカル・ニーズ」の把握に日々努め、それらのニーズを充足できるよう様々なエビデンス構築活動を推し進めています。創出したエビデンスに基づく情報は、医薬品を扱う医療関係者の方の安心材料となり、服用する患者さんの適切な治療に結び付くために欠かせないものと考えています。
メディカルアフェアーズ機能
メディカルアフェアーズ機能としては、日本製薬工業協会より発出されている自主基準※1「メディカルアフェアーズ(MA)の活動に関する基本的考え方」および「メディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)の活動に関する基本的考え方」に基づき活動を行っています。自社医薬品の販売促進を目的とせず、営業活動から独立性を担保したうえで、医療関係者と高度な医学的・科学的交流を通じ、エビデンス創出・提供・発信等を行うことで、患者さんや医療関係者にとっての自社医薬品の医療価値最大化、および適正使用の推進に取り組んでいます。MSLは、医療関係者と双方向の科学的議論を通じて、新規エビデンスの構築や剤型追加・効能拡大につながる医療ニーズを同定するとともに、医療関係者の方々からの問い合わせに対応する質の高い情報提供を行うことを心がけています。

現在は主に精神神経領域、糖尿病領域およびがん領域におけるエビデンス創出・提供・発信などのメディカル活動を推進しており、エビデンス創出活動で得られた研究結果は学会発表、論文公表を通じて医療関係者等へ情報発信※2しています。また、世界的に活用が進んでいるリアルワールドデータ等を用いたデータベース研究にも数多く取り組んでおり、それらの研究結果を透明性高く公表していくことで、医療関係者の方々の日々の診療に役立てていただけるものと考えています。SDGsの達成には、世界の全ての地域において政府やその他の意思決定者が必要なリソースにアクセスし、科学技術・イノベーションに全力を注ぐことができる体制が必要とされています。当社は、研究成果を可能な限りオープンアクセスの学術論文として公開することにより、SDGsの達成に貢献できると考えています。
- ※2住友ファーマ 医療関係者向けサイト Medical Affairs Website:https://sumitomo-pharma.jp/medical_affairs/