Top Management Commitment トップコミットメント

社長メッセージ

代表取締役社長 木村徹 代表取締役社長 木村徹

持続的な成長に向けて、サステナビリティ経営を推進します

住友ファーマグループは「人々の健康で豊かな生活のために、研究開発を基盤とした新たな価値の創造により、広く社会に貢献する」という理念のもと、持続可能な社会の実現と企業価値向上を両立する「サステナビリティ経営」を推進しています。

「サステナビリティ経営」では、社会が抱える多様かつ変容する課題やニーズを事業に取り込むことが重要です。特に、健康に関する課題は最も注力すべき領域と位置付けており、革新的なソリューションを通じて、患者さんの健やかさに貢献するだけではなく、ご家族、介助者の方々のサポートにもなる当社グループならではの価値を提供し続けることが使命であると考えています。
このような考えのもと、当社グループでは「社会からの期待」と「企業価値向上への影響度」の2軸から重要なマテリアルイシューを特定し、なかでも「革新的な医薬品と医療ソリューションの創出」を最重要課題と位置付けています。

2025年5月に公表した「Reboot 2027」で示したように、当社グループは、日本と米国に基盤を置き、研究開発型ファーマとして、これまでに蓄積された経験ノウハウに基づいた低分子創薬から、先駆的な取組により獲得した技術を活用した再生・細胞医薬に至るまで多様なアプローチを展開します。これらを通じて事業ポートフォリオのバランスを図るとともに、予防から社会復帰までのペイシェント・ジャーニー全体に貢献することで、グローバルに独自のポジションを有する「グローバル・スペシャライズド・プレーヤー」を目指しています。
そのためのイノベーションの源泉は人材です。当社グループは「人的資本の拡充と企業文化の浸透」も重点課題に掲げており、従業員のエンゲージメントを維持・向上させ、多様な人材の活躍を推進することで、個人の成長と事業の成長をともに実現し、社会に対して継続的に価値を提供していきます。

私たちは革新的な医薬品と医療ソリューションの創出を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「すべての人に健康と福祉を」に最も貢献できると考えています。また、気候変動をはじめとする喫緊の環境課題への取組(目標12、13)、従業員を含む全てのステークホルダーの人権の尊重(目標10)、生命関連産業の一員としての高い倫理観に基づくコンプライアンスの推進(目標16)など、社会的責任を果たすための活動にも力を注ぎ、社会の持続性向上と当社グループの持続的な成長をともに目指してしてまいります。

当社グループに関心を寄せていただく全てのステークホルダーの皆さまに心より感謝するとともに、引き続き皆さまのご理解と一層のご支援をお願い申し上げます。