2025年12月17日 Quality Culture

【大分工場におけるQuality Culture醸成の取組】

住友ファーマ大分工場では、「患者さんが安心できる薬づくり」を実現するため、従業員一人ひとりが自ら考え行動し、品質を追求する企業文化「Quality Culture」の醸成に取り組んでいます。Quality Cultureは、製薬業界において近年ますます重要視されている品質を最優先する考え方であり、単なるルールや手順の遵守にとどまらず、全従業員が自発的に品質向上に取り組む風土を根付かせることが求められています。このような取り組みは、昨今、製薬協など業界団体においても推進されており、企業の信頼性確保に不可欠な要素とされています。大分工場では、こうした文化を定着させるために、さまざまな取組を継続的に実施しています。

主な取組内容

Quality Cultureに関する4箇条の策定と浸透

目指す姿をスローガンにしました。これらのスローガンは、日々の業務や従業員同士の会話の中で頻繁に登場し、患者さんのためにより良い医薬品をつくるという意識を全員で共有する拠り所となっています。

品質文化4箇条

工場内の各所に掲示し、定期的に唱和も行います

トップダウンとボトムアップの両面からの推進

工場長からのメッセージ発信や、工場の全部署を対象とした意見交換会を定期的に開催することで、経営層の方針と現場の声を双方向でつなぐ仕組みを構築しています。これにより、従業員一人ひとりが自分事として品質向上に取り組む意識が高まっています。

意見交換

工場の全部署を対象とした意見交換会ではオープンで建設的な意見交換が活発に行われています

品質意識の定着・深化

品質に関する定例会議の開催や、医師・患者さんの声を聞く機会を設けることで、現場の品質意識がさらに高まり、従業員のモチベーションや責任感の向上にもつながっています。また、工場内の各部署においても品質向上のための取組が展開されており、品質を重視する姿勢が文化として定着しています。 これらの取組を本格的に開始して約4年が経過し、大分工場におけるQuality Cultureは着実に根付いてきています。今後も、全従業員が一丸となって品質向上に取り組み、私たちの製品が多くの患者さんの健康と安心に貢献できるよう、誠実な薬づくりを続けてまいります。

Quality Cultureは、住友ファーマグループ全体で共有するフィロソフィ(理念、バリュー、行動宣言)に深く根差した考え方であり、グループ全社員が一体となって育むべき文化と捉え、その醸成に取り組んでいます。

集合写真

Quality Culture醸成に取り組む仲間たち