2026年03月12日 患者さんとともに

【大阪府教育庁と共催で子どもの心の健康・支援に関する教員向け研修会を開催】

2025年12月26日に大阪府教育庁と共催で、大阪府、大阪市、堺市の小・中・高・義務教育学校・支援学校の教員の先生方を対象に「心の健康・精神疾患に関する研修会」を開催し、150名を超える参加がありました。

研修会では、医療法人三家クリニック 精神科医 三家英彦先生から「子どものサインを見直す―トラウマの視点で考える不登校・問題行動と保護者へのかかわり」と題し、子どもたちの問題行動や、原因がはっきりしない体の不調(不定愁訴)について、自律神経の状態からどのように読み取り対応していくかについてご講演いただきました。また、同クリニック精神保健福祉士 長谷高麻衣子先生、森本華奈先生より、学校と医療機関が連携して行った生徒の支援事例をもとに、具体的な対応のポイントなどについてご講演いただきました。

さらに、身近な事例をもとに、支援が必要な生徒やその保護者への関わり方を考えるペアワークを実施しました。参加者にはペアごとに検討した内容を発表いただき、その発表に対して三家先生、長谷高先生、森本先生より、押さえておきたいポイントを踏まえた講評をいただきました。

研修会の事後アンケートでは、「事例も含め、今まさに直面している課題に近い内容について多く学ぶことができ、すぐにでも実践したいと思いました。」、「これからの子どもたちや保護者の方との関わりに活かしていきたいです。」等の感想が寄せられ、参加された先生方にとって多くの学びにつながる研修になったのではないかと考えています。

近年、子どもたちの健康課題は社会環境の変化により複雑化しています。中でも心の健康は本人だけではなく周囲の人も含めて疾患の正しい知識をもち、早期に心身の不調に気づき、専門家への相談や治療などに繋げる環境作りがとても重要です。また、それと同時に、子どもの一番近くにいる保護者へのかかわりも支援を進める上で重要なポイントとなります。本研修会が学校現場における子どもたちへの適切な支援につながる一助になれば幸いです。

研修会の様子

ペアワークの講評の様子 左から:長谷高先生、森本先生、三家先生