2026年05月22日 患者さんとともに

【5月24日は世界統合失調症デー(World Schizophrenia Day)」です】

世界統合失調症デーについて

毎年5月24日は「世界統合失調症デー(World Schizophrenia Day)」です。

統合失調症は、感じ方や考え方、行動をまとめることがうまくいかなくなる脳の病気です。およそ100人に1人がかかるといわれていて、珍しい病気ではありません。発症の時期は個人差がありますが、特に思春期を含む若年で起こりやすいといわれています。その原因は十分に解明されていませんが、脳のさまざまな機能が複雑に絡んでいます。

「世界統合失調症デー」は、統合失調症について正しく知ることで疾患に関する偏見(スティグマ)をなくし、統合失調症のある当事者やそのご家族が安心して暮らせる社会をつくることを目的に制定されました。1998年に全米統合失調症財団 National Schizophrenia Foundationが提唱したことが始まりとされています。5月24日は、18世紀フランスの医師フィリップ・ピネルが精神病院に閉じ込められた人々を鎖から解き放ったと伝えられる日と言われ、それを記念して定められました。

近年、薬物療法などの進歩により、統合失調症は適切に治療を行うことで少しずつ回復に向かっていくといわれていますが、統合失調症をはじめとした精神疾患は正しい知識が普及してこなかったことから、「何を考えているかわからない」「怖い」いったイメージに加え、「仕事や社会生活は難しいのではないか」といった誤解など、さまざまな偏見が未だに根強く残っています。

住友ファーマでは疾患啓発や情報発信の機会を通じて、精神疾患に対する誤解や偏見の解消につながる取組を進め、必要な支援や医療につながりやすい環境づくりを支えています。

世界統合失調症デーのシンボルカラーである紫をモチーフとした疾患啓発パネルを設置した大阪本社ロビー

世界統合失調症デーのシンボルカラーである紫をモチーフとした疾患啓発パネルを設置した大阪本社ロビー

統合失調症について正しく知るための住友ファーマの取組

市民公開講座の開催

近年、高校の保健体育の授業で統合失調症を含む精神疾患について学ぶ機会が設けられ、疾患に関する知識は広まりつつありますが、統合失調症のある当事者の方が、自分らしく満足感を持って日々を送り、やりたいことを実現するために役立つ情報はまだ十分とは言えません。 こうした課題を踏まえ、2026年2月に「みんなで一緒に考え、共に歩む 統合失調症の治療と再発予防 ~自分らしい人生を歩むために~」と題した市民公開講座を開催しました。 この講座では、統合失調症のある当事者の方、ご家族、支援者の方々を対象に、病気と向き合いながら自分らしく生きていくためのヒントを共有しました。

講座のアーカイブ動画をYouTubeで公開していますのでぜひご覧ください。下記リンクよりご視聴いただけます。

 

<市民公開講座アーカイブ配信>統合失調症の治療と再発予防 ~自分らしい人生を歩むために~ (YouTubeへリンクします)

 

精神疾患に関する情報サイトの運営

精神疾患に関する情報サイト「こころ・シェア(https://kokoro-share.jp)」を運営し、統合失調症および双極症について、患者さんやご家族、周囲の方々が正しい情報を安心して得られるようにしています。