2025年05月23日 患者さんとともに

【5月24日は世界統合失調症デー(World Schizophrenia Day)です】

毎年5月24日は「世界統合失調症デー(World Schizophrenia Day)」です。

統合失調症は、感じ方や考え方、行動をまとめることがうまくいかなくなる脳の病気です。統合失調症は100人に1人がかかるとされ、誰しもがかかる可能性があり、特に思春期を含む若年で起こりやすいといわれています。その原因は十分に解明されていませんが、脳のさまざまな機能が複雑に絡んでいます。

統合失調症について正しく知ることで疾患に関する偏見(スティグマ)をなくし、統合失調症のある当事者やそのご家族が安心して暮らせる社会を作ることを目的に、毎年5月24日に「世界統合失調症デー」があります。

世界統合失調症デーは、1998年に全米統合失調症財団 National Schizophrenia Foundationが始めたことが発端と言われています。世界統合失調症デーの5月24日は、18世紀フランスの医師フィリップ・ピネルが精神病院に閉じ込められた人々を鎖から解き放ったと伝えられる日と言われ、それを記念して定められました。

近年、薬物療法などの進歩により、統合失調症は適切に治療を行うことで少しずつ回復に向かっていくといわれていますが、統合失調症をはじめとした精神疾患は正しい知識が普及してこなかったことから、「何を考えているかわからない」「怖い」などのイメージをもたれており、未だスティグマが根強く残っています。

住友ファーマは精神疾患に対するスティグマをなくし、統合失調症のある当事者のリカバリー/社会参加・就労および双極性障害の早期かつ適正な診断・治療に貢献することを目的に、ウェブサイト「こころ・シェア(https://kokoro-share.jp)」を運営しています。統合失調症の正しい情報をわかりやすく提供し、統合失調症のある当事者とそのご家族の生活に貢献したいと考えています。

「世界統合失調症デー」を当社のバリュー“Patient First ”の視点で従業員一人ひとりが何をすべきか、何ができるかを徹底的に考える機会とし、患者さんのより健康で豊かな生活の実現につなげていきます。

世界統合失調症デーでは、ハッシュタグ #WorldSchizophreniaDay #世界統合失調症デー でSNS投稿を呼びかけるとともに、シンボルカラーである紫色で啓発活動を行っています。

世界統合失調症デーでは、ハッシュタグ #WorldSchizophreniaDay #世界統合失調症デー でSNS投稿を呼びかけるとともに、シンボルカラーである紫色で啓発活動を行っています。