中期経営計画2027 達成に向けた
ロードマップ
※2023年4月の公表資料を基に掲載しています。 ※2023年4月の公表資料を基に掲載しています。

重点課題Ⅰ

事業収益力の強化

  • 北米事業
  • 日本事業
  • 中国・アジア事業

各領域で事業の最適化を追求していた複数の北米子会社を新会社に統合しました。
規模と機能を兼ね備えた新会社により北米での事業基盤をより強固なものへしていきます。

Sumitomo Pharma
America, Inc.

住友ファーマの100%⼦会社(間接保有)

人員数
約1,700⼈(2023年7月1日時点)
拠点
ケンブリッジ、⻄海岸他
  • Sunovion
    Pharmaceuticals Inc.

    精神神経領域での研究開発

    (ulotaront他、
    12のパイプラインを開発中)

  • Urovant
    Sciences, Inc.

    more

    事業収益力の強化

    ジェムテサ

    β3クラスにおける市場リーダーの地位を確⽴し、単剤でブロックバスターを⽬指す。

    • *1.切迫性尿失禁、尿意切迫感、頻尿
    • *2.Commercial Unit
    • *3.前⽴腺肥⼤を伴う過活動膀胱
  • Myovant
    Sciences Ltd.

    more

    more

    事業収益力の強化

    レルゴリクス

    経⼝GnRH*1剤の優位性を浸透させ、両剤で“ダブル・ブロックバスター”を⽬指す。

    • *1.ゴナドトロピン放出ホルモン
    • *2.Commercial Unit
  • Enzyvant
    Therapeutics, Inc.
    Spirovant Sciences, Inc.*

    希少疾患領域での開発

    (rodatristatethyl、
    SP-101を開発中)

  • Sumitomo Pharma
    Oncology, Inc.

    がん領域での研究開発

    (TP-3654他、
    5つのパイプラインを開発中)

  • Sumitovant
    Biopharma, Inc.

    グループ会社統括
    独⾃のデータ・
    コンピューティング機能

    DrugOME / Digital Innovation

  • Sumitomo Pharma
    America Holdings, Inc.

    シェアードサービス

  • *Spirovant社は領域特性を踏まえ、Sumitomo Pharma America, Inc.の⼦会社として、別会社で運営

北⽶における
競争⼒の更なる強化

規模と機能を兼ね備えた新会社により北⽶での事業基盤をより強固なものへ

  • 北米が一つのチームへ

    それぞれあった理念と⽂化を住友ファーマグループのブランドの下に統合し、事業⽬的を共有

  • 独⾃データ活⽤技術により
    事業・R&Dを加速

    新会社にてAdvanced Analyticsチームを発⾜

    DrugOME(AI、データ&先端コンピューティングエコシステム)
    Digital Innovation(テーラメイド・デジタルプラットフォーム)

  • リーンな運営体制

    Biopharma CU*による基幹3製品の価値最⼤化

    レルゴリクス(オルゴビクス・マイフェンブリー)ビベグロン(ジェムテサ)

    トップタレントが結集し、R&Dを推進する共通機能を最⼤活⽤し、最適資源配分とコストシナジーを実現

    ストラテジー部⾨を設置し、迅速かつグループ最適な運営

    • *Commercial Unit
  • 堅実な成⻑


    ~$1,600M

    2023年度売上収益⾒通し

    ~$400M

    コストシナジー

  • 充実した
    パイプライン


    精神神経領域、
    がん領域、その他領域で
    約30の臨床試験が進⾏中

変化への適応力向上と新規事業に挑戦していきます。

製品構成の変化や医療政策への順応による 注⼒領域での事業収益確保

  1. 1

    注⼒製品*および
    新製品の価値最⼤化

    • 強固な営業基盤・リレーションを⽣かした製品価値最⼤化
    • 精神神経領域およびがん領域の新製品の上市と適応拡⼤
    • オムニチャネル型情報提供による顧客満⾜度の向上、エビデンスに基づくメディカル活動
  2. 2

    再⽣・細胞医薬事業および
    フロンティア事業の強化

    • 再⽣・細胞医薬事業での製品上市、フロンティア事業での販売開始と拡⼤
    • 事業構造の転換と競争⼒の強化
  3. 3

    変化に対応した事業運営

    • 事業規模、製品構成の変化に⾒合った効率的な体制への移⾏
    • デジタル技術による⾏動変容、⽣産性の向上
    • 戦略的導⼊・提携
  • *エクア・エクメット、ツイミーグ、メトグルコ、トレリーフ、ラツーダ、ロナセンテープ

事業環境の変化に対応しながらアジア地域における投資を継続し、確固たる利益基盤を確立します。

  1. 1

    製品ラインナップの拡充

    • lefamulin上市(中国)
    • ビベグロン*1の開発推進(中国・アジア)
  2. 2

    上市品⽬の利益最⼤化

    • メロペン事業の利益最⼤化(中国・アジア)
    • CSO*2活⽤によるハイブリッド販売 / 体制の確⽴(中国)
    • ラツーダの販売国の拡⼤(マレーシア他)
  3. 3

    組織基盤の強化

    • 開発・⽣産のグローバル機能との連携強化(中国)
    • コーポレートガバナンス機能強化
    • 組織運営の最適化(アジア)
  • *1.ジェムテサの⼀般名
  • *2.Contract Sales Organization

重点課題Ⅱ

自社イノベーションの結実

これまで紡ぎあげてきた専門性、強みやアセットを事業貢献に結びつけ、
中長期の再成長を実現するために、以下のことに注力していきます。

  1. 取組①

    後期開発品目の確実な上市

    ulotaront(開発コード:SEP-363856)、他家 iPS 細胞由来ドパミン神経前駆細胞(開発コード:DSP-1083)等の後期開発品目の開発を加速させ、確実に上市させるべく取り組みます。

  2. 取組②

    初期開発品目から優先品目の選抜、後期フェーズへの進展

    初期開発品目の中から優先品目を早期に選抜し、自社開発を加速させるとともに、外部提携を含めた適切な手段で保有パイプラインの価値最大化を追求し、適正投資配分を実現します。

  3. 取組③

    特長ある開発候補品目の創出

    創薬研究においては、トランスレーショナル研究、バイオマーカー研究およびモダリティ技術において独自性の高い創薬基盤を更に強化するとともに、データ駆動型創薬を推進し、病態の本質を捉えた開発候補品目を継続的に創出することを目指します。

  4. 取組④

    再生・細胞医薬事業および
    フロンティア事業の本格化

    2028年度から始まる次期中期経営計画期間での収益の柱に育成するべく、再生・細胞医薬事業およびフロンティア事業を本格化させます。

  5. 取組⑤

    感染症領域での取組

    薬剤耐性菌感染症治療薬およびワクチンの研究開発を外部連携により推進し、グローバルヘルスへの貢献に取り組みます。

着実に事業貢献まで結実

重点課題Ⅲ

グループガバナンスの強化

米国グループ会社の再編を契機として、
迅速かつグループ最適な事業判断ができる経営体制の構築に取り組みます。

  1. 機能組織のグローバル連携における
    スピードと質的向上

    効率的・客観的な情報集約・
    ローカルでの速やかな執行

  2. 事業・領域横断的かつ
    迅速な意思決定体系の確立

    グループ最適な判断・時宜に
    かなう意思決定

重点課題Ⅳ

デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速

データドリブンな意思決定プロセスを実装し、
全てのバリューチェーンで継続的な業務変革と価値創造に取り組みます。

  • ⾃律推進する
    データドリブン組織

    デジタル・データ活用が
    当たり前の世界へ

  • 戦略的投資により獲得した
    内製テクノロジーの最適活⽤

    (DrugOME / Digital Innovation)

  • 本社組織がグループDXを
    オーケストレーション

    (GDD*1 / IDT*2 / AACTR*3

    *1. データデザイン室、
    *2. IT&デジタル⾰新推進部、
    *3. Advanced Analytics
    Computational Technology & Research

  • 先進的技術と⼿法の導⼊

    (web3.0、メタバース、
    量⼦コンピュータ等)

重点課題Ⅴ

企業文化の浸透と
人材戦略

グローバルで共有するフィロソフィの浸透を通じてグループ一体経営を推進します。
経営戦略と連動した人材戦略により、個人と事業の成長を実現し、
社会に対して継続的に価値を提供します。

  • 企業文化の浸透
  • 経営戦略との連動

住友ファーマグループのフィロソフィ

  • 理念


    ⼈々の健康で豊かな
    ⽣活のために、研究開発を
    基盤とした新たな価値の
    創造により、
    広く社会に貢献する

  • バリュー


    Patient First
    Always with Integrity
    One Diverse Team

  • 行動宣言


    1. 1.“Innovation today, healthier tomorrows”
      の実現に取り組みます
    2. 2.誠実な企業活動を⾏います
    3. 3.積極的な情報開⽰と適正な情報管理を⾏います
    4. 4.⾃らの能⼒を⾼め、協働します
    5. 5.⼈権を尊重します
    6. 6.地球環境問題に積極的に取り組みます
    7. 7.社会との調和を図ります
  • 中長期企業戦略


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