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住友ファーマについて
医療用医薬品(関連事業収益除く)売上収益順位 2020年
出典:日経バイオテクONLINE 2021年4月26日掲載 「世界の製薬企業収益ランキング─2020年度」当社一部改変
住友ファーマの注力領域
2つの重点疾患領域とその他領域での研究開発力
当社グループは、アンメット・メディカル・ニーズが高い精神神経領域およびがん領域を重点疾患領域とし、これまで紡ぎあげてきた当社グループの経験と知識を最大限生かせるこれらの領域において、引き続き、医薬品、再生・細胞医薬、非医薬等の研究開発に積極的に取り組みます。
また、その他領域においても保有アセットを生かし、確かな価値を患者さんに届けるべく、着実な研究開発を推進します。
精神神経領域
米国で自社開発し、販売中の「ラツーダ」について
- 米国で統合失調症治療剤として発売(2011年)、双極Ⅰ型障害うつの適応を追加(2013年)
- 北米での売上収益は2,041億円(2021年度)、抗精神病薬で世界2位、精神神経領域で世界3位の売上収益
- 米国での「ラツーダ」の独占販売期間は、2023年2月に終了し、売上収益は大きく低下する見込み。
抗精神病薬、精神神経領域製品 世界売上収益順位
抗精神病薬順位 | 精神神経領域 製品順位 |
製品名 | 主な適応疾患 | 企業名 | 2021年売上 (百万ドル) |
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1 | 1 | ゼプリオン/インヴェガサステナ | 統合失調症治療薬 | J&J | 4,022 |
- | 2 | ビバンセ/バイバンス | ADHD治療薬 | 武田薬品 | 2,976 |
2 | 3 | ラツーダ | 非定型抗精神病薬 | 住友ファーマ | 1,920 |
- | 4 | ビムパット | 抗てんかん薬 | UCB | 1,828 |
3 | 5 | ブレイラー | 統合失調症治療薬 | AbbVie | 1,728 |
ビバンセ/バイバンス、ラツーダは、2021年度の売上
出典:ミクスOnline「2021年度製品売上高」当社一部改変
住友ファーマの戦略・将来性
グローバル企業へと成長
当社は合併以来、「事業のグローバル化」を積極的に推進してきました。北米においては、非定型抗精神病薬「ラツーダ」の自社開発、自社販売体制の構築に取り組みました。その結果、「ラツーダ」は約2,000億円を売り上げるブロックバスターへと成長し、2021年度の海外売上収益比率は66%を超えるグローバル企業へと成長しました。今後も、日本・北米・中国を柱とした地域戦略を推進していきます。
2006年度 海外売上比率
8.4%
2021年度 海外売上比率
66.2%
米国の「ラツーダ」の独占販売期間終了後の戦略
米国の「ラツーダ」の2023年2月での独占販売期間の終了に伴い、2023年度から「ラツーダ」(2021年度実績2,041億円)の大幅な売上収益の減少が見込まれます。2021年以降に米国で発売した大型化を期待する3製品「オルゴビクス」、「マイフェンブリー」、「ジェムテサ」の販売拡大やコスト削減により、この難局を乗り越えるとともに、精神神経領域や再生・細胞医薬分野などにおける新製品の上市により持続的な成長を目指しています。
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オルゴビクス
2021年1月米国発売
(前立腺がん治療剤) -
マイフェンブリー
2021年6月米国発売(2022年効能追加)
(子宮筋腫・子宮内膜症治療剤) -
ジェムテサ
2021年4月米国発売
(過活動膀胱治療剤)
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